広告 トピックス 鎌倉殿の13人

実朝暗殺はなぜ起きた?公暁との関係は?黒幕説をわかりやすく解説

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が佳境を迎えてきましたね。

3代目鎌倉殿・源実朝が暗殺される事件はなぜ起きたのでしょう?

実朝と暗殺した公暁との関係、黒幕がいたという説についてわかりやすく説明します。

 

公暁が実朝を暗殺!いつ?場所は?

暗殺された三浦実朝

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で柿澤勇人さんが、第34回放送分から3代将軍・源実朝を演じていますね!

 

ドラマでは『実朝くん』とトレンドワードになるほど、ファンも多い源実朝ですが、例にならって実朝くんもいずれ退場することに…!

 

史実でもあり、また謎が多い実朝の暗殺事件。

実朝暗殺には様々な諸説がありますよね。

 

一般的に知られているのは、

公暁が父親である鎌倉幕府2代目将軍・源頼家の敵討ちとして暗殺した

という説です。

 

まずは実朝暗殺事件の日付と場所を予習?おさらいしておきましょう。

  • いつ?
    建保7年1月27日(1219年)の夜
  • 場所は?
    神奈川県の鶴岡八幡宮の石段

鶴岡八幡宮で行われた実朝の右大臣拝賀式。

当時は大雪で60センチ前後の雪が積もる中、参拝を終えた実朝が石段にさしかかった時、鶴岡八幡宮の別当(長官役)であった公暁が大銀杏の影に隠れて待ち伏せ、襲い掛かり実朝を暗殺したのです。

 

夕方6時頃に鶴岡八幡宮に向かっていることから、暗殺された時間は夜だとされています。

公暁が鶴岡八幡宮の別当になれたのは北条政子の働きかけであり、冬の夜に行われた暗殺であることから公暁が有利な状況を作り上げていますね…。

 

なぜ公暁は実朝を暗殺したの?ふたりの関係は?

さて、ここでは実朝と公暁の関係や、公暁が実朝を暗殺した理由についてみていきましょう。

実朝と公暁の関係は?

 

鎌倉幕府3代目将軍・源実朝にとって兄で2代目将軍・頼家の子、公暁は甥になります。

 

頼家は北条氏に殺害されたのですが、実朝はその現場にいたとされています。

当時、実朝は鎌倉政治に深く関わっていませんでした。

 

元々頼家の2代目将軍は勝手な振る舞いが多く、それを何とかしたいがための『鎌倉殿の13人』が選ばれたものの、将軍・頼家は13人の権力争いに巻き込まれます。

ここで実朝に近い北条時政が頼家に近い比企能員を陰謀に巻き込み、頼家は将軍職を奪われることに。

さらに頼家は伊豆国に追放された上で暗殺されました。

 

なぜ公暁は実朝を暗殺?

貴族の官位を希望し、右大臣拝賀式の場所でかたき討ちとして甥の公暁に暗殺されたのですが、その理由は謎に包まれています。

 

単純に考えれば、父・頼家から実朝に将軍が変わったことで逆恨みによる犯行説が挙げられます。

頼家が北条氏に暗殺されたのは実朝も関係していると考えたのではないか?と言われています。

 

また、親の仇と言いながら公暁自身が野心家として鎌倉幕府の将軍跡目を狙っていたのではないかとの説もあります。

 

多くの説がありますが、決定的なのは、実朝暗殺時に

「親の仇はかくうつものぞ」

と公暁が叫んでいることから、鎌倉幕府3代目将軍となった源実朝を恨んでのかたき討ちで暗殺に及んだと考えるのが自然な流れのようですね。

 

実朝暗殺の黒幕は北条義時or三浦義村?

実朝暗殺の黒幕は誰

親の仇という動機から公暁による暗殺という見方が強い実朝事件ですが、実は黒幕がいたという説も。

公暁が実朝を襲うように裏で糸を引いていた人物が黒幕として存在するのではないかという意見です。

 

2代目将軍・頼家が暗殺され、3代目将軍となったのが実朝ですが、12歳の少年。

鎌倉幕府の権力争いは比企氏と北条氏の権力争いに置き換えられるのが可能になるほどであれば、

いくら親の仇とはいえ、公暁が何のためらいもなく実朝暗殺に単独で飛び込むことは無理があるとも考えられますよね。

 

ここでは誰が黒幕なのか、というポイントから解説してみたいと思います。

 

黒幕は北条義時?

北条義時

実朝が3代目鎌倉殿となったとき、実朝は幼く、いつの時も北条氏が関わってきました。

実質的に幕府を動かしていたのは北条氏です。

 

実朝暗殺事件が起きた当日、実は北条義時は、鶴岡八幡宮で行われた実朝の右大臣拝賀式に同行するはずでした。

しかし直前に体調不良を理由に欠席。

難を逃れていることから、公暁の襲撃を知っていたのではないかと考えられる説があります。

 

北条義時が公暁に嘘を吹き込み、実朝暗殺をそそのかしたのではないかというのが1つの黒幕説です。

 

黒幕は三浦義村?またはふたりの共謀?

続いて、『鎌倉殿の13人』による権力争いで名前が出てくるのが、三浦義村です。

三浦義村は鎌倉幕府の内部抗争で、北条氏と密接な関係を築いています。

 

とはいえ、何を考えているかわからない三浦義村。

 

義村の妻は公暁の乳母でであることから、公暁とは深い縁があります。

北条氏とももちろん関わりが深いですが、心の奥底では執権を狙っていても不思議はありません。

 

公暁をそそのかし、源実朝、北条義時をともに片付けようと暗殺に導いたという説ですね。

公暁は実朝を暗殺した後、三浦義村を頼って連絡を送っています。

その際には迎えの使者ではなく討手を差し向けた三浦義村。

 

黒幕が自分(義村)であることを伏せるための口封じを理由として公暁を亡き者にした可能性もあります。

 

もしくは、

北条義時と三浦義村の2人には何らかの密約があったのではないかとという考え方も。

つまり北条と三浦の共謀説ですね。

 

『鎌倉殿の13人』に限定すると、実朝事件に関して、何かしらトゥの関与があるのでは?との見方も強いですが、どうでしょう?

 

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、実朝暗殺事件がどのように描かれるのでしょうか?楽しみですね!

 

こちらもCHECK

 

-トピックス, 鎌倉殿の13人

テキストのコピーはできません。