広告 あらすじ 鎌倉殿の13人

鎌倉殿の13人ネタバレ!第45話あらすじは?実朝暗殺をどう描く!?

この記事では、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第45話(2022年11月27日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

【鎌倉殿の13人】第45話のネタバレとあらすじを解説

運命の建保7年(1219年)1月27日。雪が降りしきる夜、源実朝は鶴岡八幡宮本宮での拝賀 を終え廊下に出ます。

 

公卿5人と太刀持ちが控えていましたが、ふと庭に目をやるとそこに巫女のおばばがいました。

「天命に逆らうな......天命に逆らうな!」

暗闇に消えるおばば。

 

殿上人や御家人たちが待機している大階段下に来た三浦義村が大階段を見上げていると、そこに義時の姿がありました。

義時は、太刀持ちとして楼門まで実朝に従う予定でしたが、源仲章の命でその役をとって代わられたのです。

 

義時は義村を隅に呼び、

「どうなんだ?公暁殿はどこに潜んでいる?」

と尋ねますが、

「察しがついているのに、お前はなぜ動かないのか」と義村は尋ね返します。

 

「思いは同じ。鎌倉殿は私に憤っておられる。もし公暁殿が打ち損じたなら、私は終わりだ」

 

実朝を救いに行こうとしない義村と義時。

ふたりが楼門を見上げた時、泰時が駆けつけ、公暁が義時の命をも狙って いると告げます。

 

実朝の最期

銀杏の木の陰にひそむ公暁

 

実朝を救いに行こうとした泰時を止める義時。「聖なる儀式の邪魔をしてはなるあぬ

時房も義村も泰時の道をふさぎます。

 

実朝が誇らしい表情で大階段を下り始めたそのとき、

「覚悟!」

の雄たけびがして、公暁と門弟たちが大階段そばの銀杏の木の陰から飛び出し、大階段を駆け上がります。

「義時~!」

なんと公暁が最初に斬りつけた相手は、実朝ではなく、義時から太刀持ち役を奪い取った源仲章。

公暁は、「ああ~」「寒いんだよ~」と叫ぶ仲章にとどめを刺した後、実朝に 狙いを定めます。

 

実朝は懐から小刀を取り出すものの、おばばの「天命に逆らうな」の声が脳裏によみがえり、

小刀を落とし、公暁の目をじっと見てうなずきます。

 

咆哮して実朝に斬りかかる公暁。

「鎌倉殿~!」と叫ぶ泰時。

 

実朝は白く降り積 もった雪を赤く染めて倒れ、絶命します。

「阿闍梨公暁、親の敵を討ったぞ!」

 

公暁は声明文を取り出し読み上げようとしますが…

そこに「斬り捨てよ!」との義時の命がひびき、逃げる公暁を警護の兵たちが追います。

 

義村:「笑えるな、お前の代わりに死んでくれた」

時房:「兄上は天に守られているようです。」

 

天命により生き延びた気がしていた義時は、実朝の亡骸を御所に移し、公暁を捕縛、後鳥羽上皇への報告など次々と指示を出します。

義時「どうやら私には、まだやらねばならぬことがある ようだ」

 

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実朝の別れの歌

悲報を受け、茫然自失となった政子ですが、公暁の命は助けたいという感情も生まれ揺れます。

一方で、実朝の乳母である実衣は怒り心頭…。

実衣「公暁は必ず討ち取りなさい」

 

公暁の命は守りたいという政子ですが、そこへ実朝の妻・千世がやってきて、政子に紙を差し出しました。

千世:「鎌倉殿の最後のお言葉です」

 

「出ていなば 主なき宿となりぬとも 軒端の梅 よ 春を忘るな」

 

実朝の別れの歌に、千世が涙を流します。

 

義時とのえ

仲章の罠にはまっていたトウですが、仲章が討たれたことを聴き、囚われていた屋敷から脱出します。

 

一方、帰ってきた義時を「無事で何よりだった」と妻の、のえが迎え入れます。

「仲章が死んだ。お前も救われたな」

義時のことばが理解できないのえに、さらに加えます。

 

「あいつはお前に目をつけていた。いずれお前は言わなくてよいことをしゃべっていただろう。私はお前を斬っていたかもしれない。」

のえ「わからない。妬いておられるのですか?」

「八重も比奈ももう少し出来たおなごだった」

 

のえ「言っていいことと悪いことがございます!今のはどちらでしょうか?」

 

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公暁の最期

義村はあせっていました。

公暁との暗殺計画を手助けしたことが明らかになっては、三浦は終わりです。

 

公暁と三浦家の関わりを示すものを全て処分させ、また公暁を早く見つけ出して、息の根を止める必要がありました。

 

そんなとき、公暁は政子のところに逃げ込んでいました。

公暁は、実朝と話したことを政子に打ち明けます。

ともに源氏の世を作ろうと言われたが、信じることができなかったと。

 

政子は、こんなことをして本気で鎌倉殿になれると思っていたのか?と公暁に尋ねます。

 

実朝を殺せば謀反人として扱われるだけで、御家人から信頼など得られない、そして鎌倉殿にもなれないことを公暁はわかっていました。

 

しかし、公暁はこう語ります。

 「知らしめたかったのかもしれません。源頼朝を祖父に持ち、源頼家を父に持った私の名を」

「公暁…、結局私には武士の名はありませんでした。」

 

公暁は実朝の部屋にあった鎌倉殿の証しである髑髏を抱え、

これぞ、鎌倉殿の証、4代目は私です、それだけは忘れないでください」と言い残し走り去りました。

 

一方、義時は義村は追求し、義村は公暁をたきつけたことを認めます。

公暁を鎌倉殿にすることで、武士の頂点に立ちたかった義村ですが、義時をみていて嫌気がさしたとも。

 

義村:
「今のお前は、力にしがみついて、恨みを集め、お びえきっている。そんな姿を見ていて、誰が取って 代わろうと思う」

義時:
「私にはもう敵はいない。天も味方してくれている、 これからは好きにやらせてもらう」

義村:
「頼朝気取りか?これで鎌倉はガタガタだ、馬から落ちないように気を付けるんだな」

 

義時:
 「私が狙われていたことは? 私に死んでほしかっ たのではないのか!」

 

義村は、公暁の義時に対する殺意を知っていたなら、その とき、その場で、公暁を殺めていたと言って立ち去ります。

 

その後、三浦館に逃げ込んでいる公暁が義村に「園城寺ならかくまってくれる、手はずを整えてくれ」と頼みます。

義村は「かしこまりました」と言いながら、背後に回り、公暁を刺し殺しました。

 

そして義村は公暁の首を義時に差し出します。

 

泰時は、暗殺を止めなかった父・義時に対し

「あなたの思い通りにはさせない」と宣戦布告。

 

また、公暁の死を知った政子はひとり悲しみにくれ、刀で自害しようとしますが、それを止めに入ったのはトウでした。

「自ら死んではならない」

 

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鎌倉殿の後継は…?

鎌倉での悲劇を知り後鳥羽上皇は震撼します。

 「つくづく、鎌倉とは忌まわしいところだ」

 

藤原兼子は、頼仁親王を鎌倉殿の後継にする話を白紙に戻したいと訴え、後鳥羽上皇も聞き入れようとしますが、

慈円は、ますます北条のやりたい放題になると異を唱えます。

 

鎌倉でも、このまま頼仁親王を迎えるかどうか意見が割れていました。

義時はもっと扱いやすい人物を推挙してもらおうという考えです。

 

鎌倉から話を反故することで、朝廷の信用を失うという懸念もあり、義時は

「ならば向こうから断ってくるように仕向けたい。 こうしよう、一日も早く親王様に来ていただきたいと、強く催促するのだ」

と、朝廷と駆け引きすることを提案します。

 

 

一方、実衣は源氏の血を引く息子の阿野時元に「ここが正念場」と諭します。

「必ず鎌倉殿にしてみせます。この母に任せておきなさい」

 

 

また、政子は、伊豆に帰郷しようとしますが義時は強く引き止めます。

 

なぜ止めるのかと問う政子に義時はこう答えます。

「姉上が頼朝様の妻だからです。頼朝様のご威光を 示すことができるのは、あなただけだ。むしろ立場 は今まで以上に重くなります。今こそ、北条の鎌倉 をつくるのです」

「勝手にやりなさい」という政子。

「いいえ、姉上にはとことんつきあってもらう。」

「闇を断つためにあなたは何をなされた!?わ れらは一心同体。これからも、そしてこの先も」

 

 

義時は運慶に、「私に似せた仏像」の造立を依頼しました。

 

運慶は、義時が迷いのない顔、つまらない顔になったと言って、断りますが、義時は

「天下の運慶に、神仏と一体となった己の像をつく らせる。頼朝様がなしえなかったことをしたい」

「お前は俗物だ、だからお前の造るものは人の心を打つ」

 

運慶は仏像の造立を引き受けました

 

46話「将軍になった女」に続きます。

 

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【鎌倉殿の13人】第45話の解説と感想

とうとう、実朝の最期がやってきましたね。

「実朝くん」の愛称で親しまれた柿澤勇人さんも今回で終わりと思うと、ロス感半端なし…。

 

でも公暁の最期も切なかった。

武士になりたかったはずなのに、それさえ許されず、ひっそりと生きてきた公暁の悲しみ。

寛一郎さん演じる公暁は前回から本格的に登場しただけなのにひしひしと伝わってきましたね。

さすがは佐藤浩市さんの息子さんだけあって存在感がありました。

 

史実では、拝賀式には欠席したという義時ですが、ここではお役目を代わったという設定になっていますね。

 

しかも、出席しているのに実朝暗殺を阻止しないという点では、公暁をたきつけた義村と同罪とも受け取れます。

黒幕説は、実は義村&義村の共謀説も暗にミックスされた感じで面白いですね。

 

運よく殺されなかったことを、天命?に感じた義時がさらに修羅の道へまっしぐら。

今回は、義時と義村、盟友同士のやりとりが見ものでした。

トウがまだいてよかったです。

 

また、史実では、公暁は実朝を暗殺した後、実朝の首を持って逃げ、食事のときも離さなかったと伝えられていますが、

ドラマでは、頼朝のお父様の轆轤に置き換えられています。

 

そのほか、義時は、妻ののえにもひどいこと言ってましたし、

政子も運慶も、義時の変わりように震撼していましたね。

 

どんなときも真っ赤な着物を着た実衣の言動がちょっと気になりますね。来週は実衣が退場フラグか…?

 

次は第46話「将軍になった女」

 

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