広告 あらすじ 鎌倉殿の13人

鎌倉殿の13人ネタバレ!第42話あらすじ「夢のゆくえ」を解説!

この記事では、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第42話「夢のゆくえ」のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

【鎌倉殿の13人】第42話の歴史的背景

41話で描かれた建保元年の和田合戦。

和田義盛が挙兵し、一族ともに討ち死にしてしまいましたね。

この後、北条義時が、政所別当と侍所別当を兼務することになります。

 

またその半年後には、鎌倉幕府3代将軍・源実朝が『金槐和歌集』(きんかいわかしゅう)を編集

 

鎌倉殿の13人第42回「夢のゆくえ」は、次の年、建保2年からスタートです。

 

【鎌倉殿の13人】第42話のネタバレとあらすじを解説

鎌倉殿の13人第42回のあらすじのポイントはこちら!

  • 実朝が船の建造を始める
  • 実朝が鎌倉殿の後継者を西から迎えることを決意

それでは具体的にみていきましょう。

 

後鳥羽上皇を手本とし、鎌倉を北条の手から取り戻そうとする実朝。

泰時を側近におき、政を自分の手でうまく進めようとしますが、経験不足ということもあり、宿老に頼ることも…。

 

実朝が船の建造に着手する

そんなとき、後鳥羽上皇の近習である源仲章が京から

宋の国の匠、陳和卿(ちんなけい)

を連れてきます。

鎌倉殿第42話のネタバレちんなけい

 

和卿は実朝の見た夢を言い当て、「大きな船で宋へ渡り交易をおこなう」ように勧めます。

心を揺さぶられた実朝はさっそく船の建造に着手。

 

しかし、そんなやりとりを怪しく思った泰時は、義時や三浦義村、北条時房に相談します。

 

丹後局の再登場!

同じ頃、 後白河法皇の寵姫 丹後局 (鈴木 京香さん)が政子を訪問!

3人の子を失い、いまだ不穏な空気漂う鎌倉の今後を不安に思う政子に活を入れます。

 

「いいかげん、覚悟を決めるのです」

 

義時は船の建造に反対

京からの干渉に当然いい気持ちがしない義時は、船を建造することに反対。

 

「上皇様にそそのかされて造る船など、必要ござらぬ!」

 

三善康信は政子に船の建造を続けさせてくれるよう懇願しますが、

政子はその場での結論を避け、大江広元に相談します。

 

大江広元は政子に、次のようにアドバイスしました。

 

「あのお方(頼朝様)の思いを引き継ぎ、この鎌倉を引っ張っていくのは、あなたなのです。」

「逃げてはなりません。」

 

そして政子は覚悟を決めます。

 

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船は完成、しかし…

政子からの許可が得られたのでしょう。

実朝の船の建造は進み、完成後、船は進水の日を迎えます。

 

見物人も集まってくるなか、建造を担当する八田知家が慌てて、走り込んできました。

「引き始めたら、船が浜にめり込んじまった!」

 

おかしいと思った和卿が板図を確認して愕然とします。

「値が違う!これでは船が重すぎる!」

 

実はこれ、建造中に時房とトウが船に乗り込み、板図(設計図のひとつ)に書き込みをしていたんです…!

 

実朝が朝廷から養子をもらうことを決意

船の建造に失敗し、落胆した実朝を政子は励まします。

「自分の政がしたければ、もっと力をつけなさい」

 

そして、実朝が鎌倉の揺るぎない主となる手を伝授します。

 

政子の話をきいた実朝は意気高揚として義時、時房、政子、実衣、泰時を呼び宣言。

「家督を譲る。鎌倉殿を辞し、大御所となる」

 

源氏ではない養子をとるという実朝に、義時は待ったをかけます。

源氏の嫡流・公暁がいると。

 

しかし、実朝は源氏に限らずともよいと聞き入れません。

 

義時は、食い下がりますが、ここに政子のひとことが。

「鎌倉殿の好きにさせてあげましょう」

 

政子も泰時も実朝の考えに同意。

義時はこのとき、自分の知らないところで話が進められたことに気づきます。

 

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【鎌倉殿の13人】第42話の解説と感想

個人的に丹後局の再登場と八田殿のご活躍に胸アツだった私ですが、今回42話の放送後の感想ポイントはこちら!

  • 政子の覚醒
  • 義時の孤立

とうに覚悟を決めて、頼朝以上の冷酷さをみせる義時と、迷いを振り切ろうと葛藤する政子が対照的な回だったように思います。

 

丹後局や大江広元に背中を押され、覚悟を決めた政子。

(悪女政子の誕生かも…)

 

今後は義時と政子の対立も強調され、大きなふたつの正義のぶつかり合いが見所となりそうです。

 

一方で、「私にはこの先子ができることはない」と宣言し、今日から養子をとることを明言した実朝。

  • 公暁を跡継ぎとして微塵も考えていないこと
  • 義時との対立

これらが、雪の日の悲劇への引き金のひとつになりそうで、どきどきします。

そして、いよいよ最後のキーマン・公暁が鎌倉へ戻ってきましたね。

 

そんな緊迫シーンの後で、流れた音楽が印象的でした。

日本では「遠き山に日は落ちて」のタイトルで知られる「家路」(ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」第2楽章)。

鎌倉殿の13人の最終章につながる束の間の休憩BGM的な感じがしましたね。

 

最後には、鎌倉を追われた北条時政を泰時が見舞います。

ちょっとほっこりするシーンでよかった…!

時政はおそらくこれで退場。寂しい気もしますが、昔の小四郎のお父さんとしてのキャラに戻っていて、最後にこんなシーンを入れてくれたのも三谷幸喜さんのやさしさですね。

 

さて、次回第43話は「資格と死角」。

このタイトルの意味は!?来週も楽しみですね!

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