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風、薫る

風、薫る|柳生藤次(中村倫也)の実在モデルは誰?後藤新平との共通点をチェック

NHK朝ドラ「風、薫る」第19週に、患者・柳生藤次が登場します。

演じるのは中村倫也さん。

「社会全体の利益」を体現する人物ということで、発表直後から話題になっています。

気になるのは、実在モデルがいるのかどうかですよね。

この記事では、

  • 柳生藤次が実在人物なのか、オリジナルキャラクターなのか
  • 実在モデル候補として名前が挙がる後藤新平との共通点
  • 中村倫也さんが語る役どころと新潟編の見どころ
についてご紹介します。

柳生藤次(中村倫也)の実在モデルは?

柳生藤次は実在の人物なのでしょうか。

まずは原案とキャラクター設定から見ていきましょう。

藤次は実在orオリジナル?

「風、薫る」は、田中ひかるさんの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』が原案です。

主人公・一ノ瀬りんと大家直美は、実在の看護婦である大関和さんと鈴木雅さんがモデル

一方、柳生藤次については、実在人物としての明言はありません。

新潟編から登場する患者という設定自体、オリジナル要素が濃いキャラクターと言えそうです。

つまり柳生藤次は、大関和さん・鈴木雅さんのような実名モデルを持つ人物ではなく、明治期の医療現場が抱えていた課題を象徴するキャラクターという見方が有力です。

原案本に名前はある?

『明治のナイチンゲール 大関和物語』は、大関和さんの生涯を軸にした評伝。

この原案本に柳生藤次に該当するような人物は登場しませんでした。

柳生藤次は原案本由来の人物ではなく、脚本の吉澤智子さんが新潟編のために書き起こしたキャラクターの可能性が高そうですね。

柳生藤次の実在モデル候補は後藤新平?

風、薫るの柳生藤次の実在モデルがいるかどうかは明かされていません。

それでも柳生藤次の思想や立場には、ある実在人物の面影が重なるという声があります。

それが、明治期の衛生行政を担った後藤新平さん

後藤新平さんは、医師から出発し、行政官・政治家として活躍した人物です。

将来を見据えた大きな構想を次々と打ち出したことから「大風呂敷」とも呼ばれました。

生い立ちと医師としてのキャリア

1857年、陸奥国胆沢郡(現在の岩手県奥州市水沢)に生まれました。

水沢藩士の家に生まれましたが、明治維新後は生活が苦しく、若いころから自立の道を歩んでいます。

須賀川医学校で医学を学んだのち愛知県病院に勤務し、1881年には若くして愛知県病院長兼愛知医学校長に就任しました。

1882年には、自由民権運動の指導者・板垣退助が岐阜で襲撃された際、負傷した板垣を診察したことでも知られています。

内務省衛生局から都市計画・震災復興まで

1883年に内務省衛生局へ入局。

当時の日本ではコレラなどの感染症がたびたび流行しており、後藤新平さんは病気を患者個人だけの問題ではなく、上下水道や住宅、生活環境まで含めた社会全体の問題としてとらえていました。

この視点が、のちの行政や都市計画の土台になっています。

その後の主な経歴は、次のとおりです。

  • 1890年:ドイツへ留学し、衛生学や行政制度を学ぶ
  • 1892年:内務省衛生局長に就任
  • 1895年:臨時陸軍検疫部で、日清戦争から帰還する約23万人の兵士を対象にコレラなどの検疫にあたる
  • 1898年:台湾総督府民政長官に就任
  • 1906年:南満州鉄道初代総裁に就任(鉄道のほか炭鉱・病院・学校なども運営)
  • 1920年:東京市長に就任、大規模な都市計画(通称「八億円計画」)を提案
  • 1923年:関東大震災後、帝都復興院総裁として復興事業を主導
  • 1929年:71歳で死去

後藤新平さんの根底にあったのは、目の前の症状だけでなく原因や生活環境を含めて改善しようとする、医師としての発想です。

この視点を衛生行政から台湾統治、満鉄経営、都市計画まで一貫して応用した点に、後藤新平さんの特徴があります。

なお、台湾統治や満鉄経営は、近代化を進めた面と、日本の植民地支配を制度化した面の両方があり、功績と歴史的責任をあわせて見る必要がある人物です。

柳生藤次が登場する新潟編も、明治期の医療現場が舞台です。

感染症対策や医療資源の配分というテーマは、後藤新平さんが直面した課題とも重なります。

 

「社会全体の利益」の思想

中村倫也さんは柳生藤次について、

「社会全体の利益という視点をもたらす存在だと聞いています」

とコメントしています。

後藤新平さんにも、国家や社会を一つの生命体としてとらえる思想がありました。

東京市長時代には「貧・病・愚・悪」を都市が克服すべき四つの敵に挙げ、社会全体の健全化を重視した人物として知られています。

柳生藤次が突きつける「社会全体の利益」という視点は、後藤新平さんの考え方とどこか重なります。

 

風、薫る|柳生藤次役は中村倫也

風、薫る柳生

朝ドラ「風、薫る」で柳生藤次を演じるのは中村倫也さんです。

実在モデルの考察はいったん置いて、ドラマの中での役割も見ておきましょう。

なぜ患者が「大きな壁」に?

柳生藤次は、りんと直美が新潟で出会う患者として登場し、のちに二人の前に立ちはだかる「大きな壁」になると発表されています。

患者が主人公たちの壁になる、というのは意外な設定ですね。

理想の医療を追い求める主人公たちに対し、柳生藤次は「誰を優先すべきか」という現実的な問いを投げかける存在になりそうです。

中村倫也はいつ朝ドラ「風、薫る」に登場する?

朝ドラ「風、薫る」に柳生藤次(中村倫也)が登場するのは第19週です。

避病院の患者として登場します。

新潟編での役どころと見どころ

新潟編には、新聞記者・横沢公輔(井上祐貴さん)といった新キャストも登場しますね。

信念を貫く横沢と、「社会全体の利益」を説く柳生藤次

この二人がどう交錯するのかも見どころです。

中村倫也さんにとって「風、薫る」は4作目の朝ドラ出演

これまではヒロインに寄り添う役柄が多かったのですが、今回初めて立ちはだかる役どころに挑みます。

つかみどころのない患者から、社会全体の利益を問う存在へと変わっていく過程に注目したいですね。

まとめ

以上、「風、薫る」柳生藤次(中村倫也さん)の実在モデルについてご紹介しました。

柳生藤次はおそらくオリジナルキャラクターと考えられます。

それでも、内務省衛生局長として感染症対策にあたり、「社会全体の利益」を重視した後藤新平さんの思想と重なる部分が多く、実在モデル候補としてちょっと頭の片隅においておいくとより理解が深まるかもしれませんね。

新潟編で柳生藤次が主人公たちにどんな問いを投げかけるのか、ぜひ「風、薫る」本編とあわせて注目してみましょう。

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