大河ドラマ「豊臣兄弟!」第29話。
信長を討った明智光秀は、山崎に陣を敷き、迫る羽柴軍を迎え撃つ構えを見せます。
ついに天下分け目の山崎の戦いが幕を開けます。
ネタバレがありますのでご注意ください。
豊臣兄弟!第29話のネタバレとあらすじ

孤立する光秀

信長・信忠父子を討った明智光秀。
しかし、味方になるはずの武将たちは次々と織田方へ寝返り、光秀は孤立を深めていきます。
重臣の斎藤利三は援軍を求めるよう進言しますが、光秀は不敵な笑みを浮かべて退けました。
信長はもういない。
光秀は、まだ勝機は残されていると信じていました。
信孝、独断で総攻めを決める
摂津に集結した織田軍。
総大将の信孝は、早期の総攻めを主張します。
秀吉と官兵衛は、光秀を生け捕りにするためにも、焦らず追い詰めるべきだと進言しました。
小一郎らの説得に、信孝も一度は耳を傾けます。
しかし、兄・信雄から「動くな」という書状が届くと、手柄を横取りされることを恐れた信孝は態度を一変。
独断で総攻めを決めてしまいました。
山崎の戦いと与一郎の負傷

天正十年六月十三日、山崎でついに両軍が激突します。
小一郎は、初陣となる与一郎に信孝を守るよう命じ、自身は官兵衛とともに援軍として戦場へ向かいました。
序盤は明智方が優勢でしたが、秀吉が援軍を送り、小一郎や官兵衛らも攻め込んだことで、しだいに形勢が逆転していきます。
一方、信孝のそばに残った与一郎は、味方を装った刺客が放った矢から信孝を守ろうとします。
与一郎は信孝をかばい、背中に矢を受けてしまいました。
⇒山崎の戦いの敗因|光秀はなぜ負けた?真実をわかりやすく解説
秀吉と光秀、最後の対話
山崎の戦いに敗れた光秀は、坂本城を目指して逃げていきます。
しかし、秀吉は光秀をそのまま討とうとはしませんでした。
秀吉は逃げ道を残して光秀を追い込み、石田三成らに命じて光秀をひそかに生け捕りにします。
秀吉が知りたかったのは、光秀がなぜ信長を討ったのか、その真意でした。
人目を避けた茶室で、秀吉と光秀は一対一で向き合います。
光秀は、謀反は自分一人で決めたことだと明かし、信長ではなく、足利義昭が治める世を取り戻したかったと語りました。
一方の秀吉は、あと一歩で信長が天下一統を成し遂げ、新しい世が始まるはずだったと涙ながらに訴えます。
かつて同じ主君に仕えた二人は、最後にそれぞれの思いをぶつけ合うのでした。
その後、秀吉は一人で茶室を出ると、家臣たちに告げます。
「明智殿の首は、百姓の落ち武者狩りに遭い、我らに届けられたことにする」
光秀の最期がどのようなものだったのかは、はっきりとは描かれませんでした。
秀吉は光秀と対面した事実を伏せ、村人に襲われて命を落としたことにしたのです。
与一郎の死
信孝をかばって矢を受けた与一郎は、懸命な治療を受けます。
羽柴家の女性たちも回復を願い、薬草やお守りを用意しました。
しかし、その願いは届きません。
与一郎は治療の甲斐なく、命を落としてしまいました。
小一郎は、与一郎が好んで食べていた干し柿を口にしながら、涙を流します。
身分が上がり、立派な着物を着て、うまいものを食べられるようになっても、戦で人が命を落とす世の中は何も変わっていない。
小一郎は、これまで抱えてきた苦しみを秀吉にぶつけました。
「わしらは、何のために侍になったんじゃ」
与一郎の死は、小一郎に戦のむごさと、世の中を変えることの難しさを改めて突きつけたのでした。
秀吉の決意
悲しみに暮れる小一郎に、秀吉は力強く告げます。
「信雄様でも信孝様でもない。このわしが、上様の思いを継ぐ」
秀吉は、自分が世の中を変えると宣言し、小一郎を抱きしめました。
信長を失い、光秀との最後の対話を終え、さらに与一郎の死を目の当たりにした秀吉。
信長亡きあと、秀吉はついに天下への道を歩む覚悟を固めたのです。
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