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どうする家康|第33話ネタバレとあらすじを解説「裏切り者」

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第33話(2023年8月27日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第33話のネタバレとあらすじ

どうする家康第32話では、秀吉軍の中入り戦略を見抜き、家康が見事勝利しましたね。小牧山城で祝杯をあげましたが、織田信雄のはしゃぎように不安を感じた石川数正と家康でした。

 

調略された信雄

中入り勢の中心であり、織田信雄を裏切った池田恒興と森長可を討ち取り、勝利の余韻に浮かれる信雄。

そんな、信雄を心配していた数正と家康の不安は現実のものとなります。

 

秀吉は、戦う相手を家康ではなく、織田信長の次男・織田信雄ただひとりとし、信雄の家臣らを次々と調略していったのです。

 

伊勢方面に移動した秀吉軍は、信雄の城を次々と落とし、

これに耐え切れなくなった信雄は、所領は守るとの条件で、秀吉に取り込まれたのでした。

 

家康の怒り

家康に、信雄からの書状が届き、そこにはなんと

「秀吉にひざまずけと仰せじゃ」

と書かれています。

 

家康は怒りでその書状を握りつぶしました。

酒井忠次ら家臣も家康同様に、激しい怒りを感じています。

 

信雄は、家康に何の相談もなく、勝手に秀吉と和睦。家康の恩を仇で返してきたのです。

 

徳川軍は、長久手で秀吉の中入り勢を倒し、北条と組み、秀吉を倒す意気込みでした。

 

平八郎らは、このまま戦いを続行するべきだと提案しますが、総大将・織田信雄が和陸したということは、戦いを続ける大義名分が無くなったということ。

そこで本多正信が、形だけ和議に応じて、秀吉の出方をうかがうようにと提案しました。

 

名代として石川数正を伊勢の秀吉陣営に送り込むことを決めます。

「この和議は敵を欺くかりそめのものじゃ、われらが秀吉に屈することは決してない!」

 

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秀吉の条件

伊勢から帰った数正は、秀吉が提示した和議の条件を伝えました。

それは、家康の男の子を養子に迎えること、すなわち、人質をとることを意味していました。

井伊直政は、烈火のごとく怒り出し、小平太や平八郎も数正を非難します。

 

しかし、酒井忠次が間に入り、数正に文句を言うのはお門違いだと制しました。

不平等な条件を受け入れるか、和議を破棄して戦を続けていくか、

家康は、しばらく考えることに。

 

皆が去ると、数正は、家康と酒井忠次に金塊を見せます。秀吉は、数正をも調略しようとしたのです。

金塊を返すという数正。

しかし家康は、秀吉の懐に入り、秀吉側の情報を漏れなく知らせるように命じました。

 

そして家康は、元瀬名の待女・お万が産んだ於義丸を、養子に出すことに決めます。ほとんど対面したことのない息子ですが、家康は胸を痛めました。

また、数正の次男・勝千代も小姓として於義丸にお供することに。

 

関白

天正13年(1585年)7月、秀吉が公家最上位の関白に任命されました。

 

家康が驚いていると、「挨拶に参るように」との書状を数正が持ってきます。

家康は今回も数正を名代として大坂に送ることにしました。

 

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上田合戦

秀吉との戦いには、どうしても北条の力が必要になります。

そして北条と和陸の際には、真田領の沼田を北条領としました。

これにより、真田は徳川と手を切り、越後の上杉についていたのです。

 

家康は、力ずくで真田を排除するしかありません。

大久保忠世や鳥居元忠らに真田攻めを命じ、信濃・上田城を攻めます。

真田は、武田信玄の息子・勝頼に仕えており、武田の戦術を受け継いでいる強者。

 

真田昌幸と息子・信之と信繫らの守りが固く、徳川軍は、2ヶ月過ぎても上田城を落とせませんでした。

しかも家康は、前方から秀吉と信雄、背後から真田と、追い詰められていきます。

そして、秀吉からさらに人質を求められることに。

 

この頃の秀吉の勢いは誰にも止められませんでした。

四国と北国を平定し、次々に国替えを進めていきます。

 

秀吉に屈したら徳川も同じ運命だと考えた家康。

「秀吉の天下は必ず崩れる!」

それまで耐え忍んで、じわじわと調略を進めようとの作戦をたてました。

 

出奔

家康の作戦に家臣らは賛成しますが、石川数正だけが異を唱えます。

「秀吉のもとへ、参上なさってはいかがでございましょう?」

 

数正は、巨大な大坂城と繁栄する大坂の町を見て、秀吉の天下が崩れることはないと考えていました。

平八郎らは数正に反発し、井伊直政は謀反だとまで言います。

 

古参の家臣らがなんとかとりなしますが、家康は、尋ねました。

「わしは秀吉に及ばぬと言いたいのか?」

 

孤立する数正ですが、「化け物のような秀吉にはかなわない、臣下に入るべきだ」と主張しました。

 

数正と家康は二人きりで話をします。

家康が幼い頃から傍で支えてきた数正。

 

家康は数正に感謝していると述べ、数正がいれば秀吉に勝てるのだと説得します。

数正もまた、これまでの数々の戦を振り返り、家康の成長を称えると同時に、さぞや苦しいだろうと慮ります。

 

家康は苦しいものか、と立ち上がり勇ましく声をあげました。

家康:「わしは、戦なき世をつくる!この世を浄土にする!心に決めてきた。苦しくなどない!」

数正:そうお誓いなさったのですね。亡きお人に。

 

「わしにはできぬと申すか!数正!」

家康がもう一度尋ねると、数正は少し微笑み、覚悟を決めたように言いました。

「秀吉にひれ伏すなどと言ったら、死んでいった者たちが化けて出ましょう。危うく忘れるところでございました。殿を天下人にすることこそ、我が夢であると。
覚悟を決め申した。今ひとたび、この老体に鞭打って大暴れ致しましょう!私は、どこまでも、殿と一緒でござる」

 

「我らの殿を天下人に致しまする!殿、決してお忘れあるな、私はどこまでも殿と一緒でござる…!」

そう言って数正はその場を去っていきました。

 

しかしその数日後、数正は妻子や家臣らと共に岡崎から消えたのでした。

 

「関白殿下、是天下人也」

という書置きを残して…。

 

第34話に続きます。

 

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2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!

⇒ 石川数正の寝返りはなぜ?出奔理由とその後を考察!

 

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どうする家康第33話の解説と感想

小牧・長久手の戦いのその後が描かれる、どうする家康第33話。

上田合戦も加わり、次の3つのポイントが見どころとなる、なかなか早いスピードの展開になりそうです。

  1. 小牧・長久手の戦いの終結
  2. 上田合戦
  3. 石川数正の出奔

 

小牧・長久手の戦いの終結

家康は戦には勝利しましたが、同盟国である織田信雄の敗戦により、秀吉と講和せざるを得ない結果となっていきます。

 

最初に戦を始めた信雄が、家康に無断で秀吉と和議を結んでしまいます。

家康には秀吉と闘うための大義名分が無くなったため兵を引かざるを得なくなりました。

その後、於義丸を秀吉に養子として送ることで小牧・長久手の戦いは終結を迎えます。

 

戦に勝ったにもかかわらず、秀吉有利の講和となり、家康は悔しい思いをすることになりそうですね。

 

上田合戦

どうする家康第33話では、第一次上田合戦の様子も描かれます。

家康は北条との講和の際に約束していた西上野・沼田を引き渡すように真田昌幸に要求していましたが、昌幸はこれを拒否。

これには、秀吉の工作が昌幸に及んでいたことも理由のひとつ。

 

家康は上田に向け、鳥居元忠、大久保忠世などの諸将を出陣させます。

この様子は、「真田丸」と比較しながら観るのも楽しそう。

 

真田丸 完全版 第弐集

 

真田丸第13回「決戦」では、1話まるごと第1次上田合戦にフォーカスされました。

数に勝る徳川軍を上田の町を生かした巧みな策で翻弄し、次々と打ち負かしていく真田軍の様子が痛快に描かれています。

 

どうする家康で「真田昌幸」を演じる佐藤浩市さんの登場も楽しみ。ここは見ごたえがありそうですね。

 

石川数正の出奔

さて、最後の見どころポイントは石川数正。

とうとう、このときがやってきたという感じですね(悲しい…)。

 

どうする家康第33話の終盤では、家康と数正が二人きりで語らうシーンが描かれます。

おそらく、これがふたりの共演の最終シーンとなりそうなので、みなさん心して観ることにしましょう。

 

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感想

石川数正との語りのシーンが泣けましたね。悲しかった。

秀吉を討とうと話はまとまりながらも、どちらも自分の決心を押し通し、互いにそれを感じ取っていたかのように感じました。

 

「私はどこまでも殿と一緒でござる」

この数正の言葉は嘘ではない。殿を支えたいからこそ、出奔したというわけ…?

次週、この理由が明らかになり納得できるのかな?

 

予告編では、家臣団泣いてましたよね。

数正は豊臣側に移っても、家臣団のひとり。そう信じたいです。

 

さて、上田合戦に遡りますが、合戦の様子は描かれませんでしたね。

佐藤浩市さんが登場してワクワクしました。

 

「真田丸」では、第一次上田合戦の際、豊臣の関与などゼロでしたが、「どうする家康」では、真田側に秀吉が加担していたという展開。

逆に石川数正の出奔については、「真田丸」においては真田家が何やら手を回していたという展開でしたね。

主人公が違う大河ドラマを見比べるのも楽しいです。

 

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