この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第30話(2023年8月6日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。
ネタバレを含みますのでご注意くださいね。
どうする家康|第30話のネタバレとあらすじ
どうする家康第29話では伊賀越えが描かれましたね。
本多正信の機転により、救われた家康たち。
無事に岡崎城へ戻ることができました。
地位を高める羽柴秀吉
本能寺の変から11日後、明智光秀が坂本城に落ち延びる途中、信長のかたき討ちをしたのは、柴田勝家や丹波長秀ではなく、羽柴秀吉でした。
秀吉は、毛利との戦の最中でしたが、信長が討ち取られたことを知るや、毛利と和陸します。
そして、3万の兵全員を引き連れて京に戻り、光秀を討ち取ったのです。
羽柴秀吉は、信長の仇を討ったことで急激に地位を高めていきます。
まだ2歳の信長の孫・三法師を織田家の当主に。
そして織田家のためという名目で、信長の次男・信雄、三男・信孝を政権から外しました。
清須会議
天正10年(1582年)6月27日、尾張・清須城に信長の重臣が集まり、話し合いが始まります。
織田家の当主になった三法師が大人になるまでは、秀吉、勝家、長秀、池田恒興が政を行うことに。
さらに、信長の娘・お市は、柴田勝家の正室となることも決まったのです。
その内容を、秀吉からの書状で知った家康。
「何はともあれ、ひとまずは安心じゃ…お市様もお幸せになられることじゃろう」
柴田勝家は、信長の仇討ちで秀吉に後れを取ったものの、信長の家臣の中では勇猛果敢な武将です。
秀吉を警戒して先手を打った可能性もあります。
家康は、これに異存はないと承認しました。
しかし平八郎や小平太、井伊万千代ら若手が不満を漏らしています。
「信長が討ち取られた時、すぐに出陣していれば、徳川が光秀を討ち取っており、今頃は秀吉らの上に立っていたはずだ」
と、納得できない様子です。
そんな彼らに、家康は説きます
「よう聞け。わしはいずれ必ず天下を取る。だが、急いではいかん。我々が今やることは、揺るぎない力をつけることだ」
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北条氏政との戦い
信長の死後、旧武田領の甲斐、信濃、上野の三国が宙ぶらりんの状態になっていました。
それを上野の真田が狙っており、何かたくらんでいる様子です。
そんな真田を巻き込んで、三国を手中に収めようとしているのが、相模の北条氏政・氏直親子でした。
北条氏は、関東最大の小田原を根城にし、広大な領国を有する関東の一大勢力。
家康は、三国を北条氏より先に手に入れようと、7月2日、浜松城を出陣します。
8月になり、甲斐で徳川軍と2万を超える大軍勢の北条軍が衝突しました
しかし、しばらく戦から遠ざかっていた北条軍は、信長と共に戦を戦い抜いてきた徳川軍の相手にはならなかったのです。
すぐに北条氏から和陸の申し出がありました。
「上野一国を貰えるなら甲斐と信濃からは手を引く」
との内容です。
こうなると、徳川の臣下となった真田から領地を取り上げることに。
家康は、やむを得ない、恨まれるのもわしの役目だと判断しました。
しかし、この判断がその後に大きく影響することになります。
もう一つ、北条側の条件として、家康の娘を迎えたいとの話が出ました。
家康の側室・お葉の次女・おふうが北地氏直の正室に決まったのです。
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秀吉と勝家
その年の暮れ、家康に驚きの知らせが届きます。
羽柴秀吉と柴田勝家の戦いが始まったとのこと。
信長の息子2人を政権から外した秀吉に対し、勝家が、三法師と三男・信孝を担ぎ天下を治めようとしたことがきっかけでした。
次いで秀吉が、次男・信雄を担いで戦を仕掛けた形となり、信長の息子2人は、秀吉と勝家の争いに利用されたのです。
秀吉は、勝家の養子・柴田勝豊を討ち、岐阜城の信孝も降伏、そして三法師を奪い返しました。
また近江・賤ヶ岳の戦いでは、能登の国主・前田利家が離反し、勝家は敗北。
越前・北ノ庄城に撤退します。
お市の死
天正11年4月、北ノ庄城は秀吉の大軍に取り囲まれ、勝頼の敗北が濃厚となります。
家康の家臣たちからは、勝家を助けるべきだとの声が上がります。
しかし本多正信は「やめといた方がいい」と口を挟んできました。
今や織田の家臣のほとんどが秀吉についています。
百姓民からの人気も高く、敵にするのは上策ではないと。
石川数正と酒井忠次も同意見でした。
一方で、勝家からの書状には、お市が家康の助けを信じて待っていると書いてあります。
家康は苦悩しますが、己を罵りながら様子を見る決断をしました。
そして4月24日、北ノ庄城は落城し、勝家は自害。
お市は城から出ることを拒否し、3人の娘を秀吉に委ねると、勝家と共に自害したのです。
第31話に続きます。
2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!
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どうする家康|第30話の解説と感想
本能寺の変の後、すぐに織田信長の敵討ちをした秀吉が新たな覇者となる展開。
どうする家康第30話は、清須会議、天正壬午の乱、勝家の死と、盛りだくさんな内容になりそうです。
その中で、今回注目すべきは、やはり家康が主役となる天正壬午の乱。
織田信長の死によって、甲斐・信濃一帯は宙ぶらりんになり、国衆が割拠する状態。
徳川、北条、上杉はそれぞれ、本格的な軍事侵攻の準備を始めます。
ここで台風の目になるのが、信濃・上野の真田昌幸。
武田旧臣たちが昌幸の呼びかけに応じ、勢力を強めた真田昌幸は、上杉と北条の間で策略をめぐらせます。
そんな真田昌幸が妙な動きをする中で、家康は北条、上杉にどう立ち向かうのか。
見どころとなりそうですね。
そして今回一番楽しみなのが、この方の登場です。
鎌倉殿に続く、佐藤浩市さんの大河ドラマ出演!
いや、真田丸の草刈正雄さんも、かなり素晴らしかったのですが、また一味違った真田父が見られそうで、とても楽しみです。
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