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どうする家康|第24話ネタバレとあらすじを解説「築山へ集え」

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第24話(2023年6月25日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第24話のネタバレとあらすじ

どうする家康第23話では、武田とつながっていると疑われた信元が自害しましたね。

瀬名が、内密に千代と会っている責任を感じ、築山の働き手を全部入れ替え、千代の後ろにいる黒幕を呼びます。

 

築山の動き

千代を操っている黒幕、唐の国の医師・滅敬殿と紹介された人物の正体は、武田勝頼の家臣・穴山信君。

千代が徳川を調略するための手助け役でした。

 

調略は成功したものと考える武田勝頼に、信君は「瀬名は不思議な人物だ」と伝えます。

そして信康は、毎日のように築山に行くようになります。そこでは、多くの書状を書いていました。

 

家康のところには、

「築山から何通もの密書がでており、身元の分からない人物が忍んでいる」

という話が舞い込んできますが、家康は瀬名を信じているとしか答えません。

 

石川数正や本多忠勝は、岡崎と戦になるようなことだけは避けたい気持ちです。

織田信長の耳に入る前に、手を打つべきだ。

 

そんなことを相談していると、鳥居元忠が、信長が鷹狩りに誘っていると伝えに来ました。

鷹狩りを終え、鳥を食べながら、信長がつぶやきます。

「水野のようなことは、もうあれきりにしたいものだ」

 

築山に集まる人々

天正5年(1577年)の春、築山に花のつぼみが膨らみ始めます。

信康は八蔵と築山を訪れました。

床下で様子を伺っていた大鼠は、滅敬に気づかれ、逃げ出します。

 

夕方の浜松城では、服部半蔵が、築山での動きを家康に報告していました。

於大の方と久松長家、氏真と糸までもが築山に来ていたというのです。

半蔵からの報告を聞いた家康は、すぐに兵を集め、築山に向かうことにします。

 

築山では、瀬名や信康が家康の到着を待っていました。

 

瀬名が挨拶すると、信君が現れ、家康は刀に手をかけます。

「とにかく話を聞いてください」

と言う瀬名。

 

そして、書状の同意書を並べ、家康に見せました。

「なぜ戦をするのです?奪い合いは犠牲が多い。助け合えば良いではないですか!信康も、もう誰も殺したくない、戦はやめましょう。」

しかし、信長はそれを許さないのだ、織田と戦になってしまう。

と皆が瀬名を諭すのでした。

 

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瀬名の夢

実は瀬名たちは、

三河、遠江、駿河、甲斐、信濃、相模、越後、奥州らで共通の通貨をつくって、経済をまわすことを考えていたのです。

 

徳川、武田、織田、北条、上杉、伊達が、話し合いで物事を決めていけば、戦のない世ができるという。

夢のような理想の絵空事だと、家康や数正は思いますが、胸に熱く感じるものがありました。

 

そして、穴山信君も、家康が同意してくれるなら、必ず勝頼を説得するというのです。

 

武田勝頼の罠

天正5年の7月、信康の指揮で、徳川の大軍が高天神城を取り囲みます。

撃ての合図で、鉄砲が放たれますが、すべて空砲です。

そして、武田軍から放たれる銃砲も空砲。

 

武田勝頼との合意を経て、武田と徳川は戦っているフリをし続けることになります。

そこから2年間もの仮の戦が始まります。

 

そんな様子に信長のイライラは募るばかりです。

しかし、それこそが勝頼の狙い

 

勝頼は、徳川と武田が手を結んでいるという噂を信長の耳に入れろと命じます。

 

織田と徳川を戦わせ、勝頼は両方を滅ぼすつもりだったのです。

そして、噂は流れ、徳川家の家康のところにも届きます。

 

第25話に続きます。

 

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2023大河ドラマ|どうする家康のネタバレとあらすじ全話まとめ!

 

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どうする家康|第24話の解説と感想

信康切腹事件が近づいてきました。

家康の長男・信康と母・築山殿が殺された(自殺説もあり)事件の原因には諸説ありますが、おおむね武田氏と内通した築山殿を信長が家康に命じて殺害させたというものです。

 

信康事件の発端は?

信長の娘で信康の正室である徳姫は、信康や築山殿との仲があまり良くなかったのか、築山殿の不行跡や武田への内通を父・信長に訴える「徳姫の12ヶ条弾劾状」を送ったとされています。

これが信康と築山殿の死に関与していると考えられることもありますが、信康と死別した後も徳姫は徳川に大事にされていることから、直接的には関係ないといえるのではないでしょうか?

 

また、徳川家中の出来事が記された「家忠日記」には、信康殺害に信長が関与しているという記述はありません。

一方で、信康が家臣を囲い込み、家康から自立する動きをして、それに家康がストップをかけたという記述があり、事件の背景には、家康と信康との対立もあったものと考えられます。

 

どうする家康での描かれ方

さて、どうする家康では、結果的ではありますが、千代を通じて穴山梅雪とつながっていたわけですから瀬名(築山殿)と武田の内通は明らかです。

この点で、これまでの大河ドラマとの描かれ方とは異なるオリジナルの演出であることは間違いなさそうですね。

 

しかし、そこには瀬名の思惑が存在していました。

24話では、その内容が明らかにされ、ひとつの見どころとなりそうですね。

 

24話の感想

瀬名の壮大な夢が語られたどうする家康第24話。

その思惑とは、戦のない世の中をつくること。武田方や今川氏真と力を合わせて、戦にならない大きなコミュニティをつくるという夢でした。

 

これまで、史実とは異なるオリジナルな要素も楽しませていただいたのですが、さすがに今回は少し違和感を感じざるを得ませんでした。

創作だという前提でも、リアリティが欠け過ぎなのではないか…と。

徳川、武田、今川が手を組んだところで、織田(その他武将も)が戦を仕掛けてこないとは到底思えないのです。

日本には関東より北もあれば西もあります。

 

また瀬名を調略しようと考えていた千代と穴山梅雪が、どんな流れで瀬名の構想に乗るようになったのかも描かれていませんし。

勝頼が瀬名のたくらみを織田の耳に入れるように動きましたが、まあ普通の感覚だと、やっぱそうなるよね、と。

勝頼だけが、あの時代の戦国武将だと感じたのは私だけでしょうか。

 

とにもかくにも、来週はつらい展開になりそうです。

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