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べらぼう|ネタバレとあらすじ第11話「富本、仁義の馬面」

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第11話。

今回は、蔦屋重三郎が吉原復興のために祭りを企画し、富本節の太夫・富本午之助を招こうと奔走する姿が描かれます。親父たちとの対立や過去の因縁が絡み合い、重三郎の努力が試される展開です。

この記事では、第11話のあらすじをご紹介します。一部ストーリーの核心に触れる内容も含まれますので、ネタバレにご注意ください

⇒ これまでの「べらぼう」あらすじとネタバレ全話まとめ

 

べらぼう|第11話のネタバレとあらすじ

駿河屋での対立と重三郎の苦境

重三郎は新しい『吉原細見』を吉原の親父たちに納めに行きました。しかし、その場で若木屋の与八が「重三郎の本ではなく鱗形屋の板を買う」と宣言。与八は吉原内で対立する一部の親父たちとは異なり、市中の本屋とも取引があると言い放ち、席を立ちます。

その後、他の親父たちも与八に続き、重三郎は窮地に追い込まれました。

さらに、重三郎が制作した錦絵本『青楼美人合姿鏡』は高価で全く売れず、在庫の山を抱える事態に。親父たちの怒りが爆発し、重三郎は駿河屋の主人に階段から突き落とされてしまいます。それでも、吉原を盛り上げようと悩む重三郎に、親父たちから「吉原で祭りを開け」という命が下ります。

祭りの目玉に富本節の太夫を招く計画

祭りを盛り上げるため、大黒屋の女将・りつは浄瑠璃の人気太夫、富本午之助を招くことを提案

午之助は「馬面太夫」と呼ばれ、多くの女性に人気の富本節を語る名手です。重三郎はりつや義兄の次郎兵衛とともに芝居小屋へ足を運び、午之助の語りを聞きます。その迫力に魅了された重三郎は、祭りへの出演を懇願。しかし、午之助は「吉原は好かない」とあっさり断ります。

理由を尋ねると、過去に若木屋で恥をかかされたことがわかりました。当時、午之助と市川門之助が若木屋を訪れた際、役者であることを隠していましたが、門之助を知る客に見破られ、追い出されたのです。この一件が、午之助の吉原嫌いの原因でした。

 

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富本節の太夫襲名を後押し

午之助を祭りに呼びたい重三郎は、浄瑠璃の元締めである鳥山検校に協力を求めます。鳥山の妻となった瀬川も重三郎を後押ししますが、鳥山は「力にはなれない」と断ります。それでも諦めない重三郎は、一計を案じます。

偽の手紙で午之助と門之助を呼び出し、料理茶屋で若木屋の無礼を謝罪。そして、吉原の花魁や振袖新造たちが二人をもてなし、午之助に祭りで語りを披露するよう頼みます。女郎たちの涙ながらの懇願に心を動かされた午之助は、ついに快諾しました。

吉原の祭りと新たな挑戦

祭りの準備が進む中、鳥山から重三郎に文が届きます。そこには、午之助の「豊前太夫」襲名を正式に認めるとの記載がありました。さらに、重三郎は富本節の正本の出版許可も得ることができたのです。

こうして重三郎は、富本節を広める新たな挑戦へと進み出します。吉原を盛り上げたいという重三郎の熱意が、親父たちや女郎たち、さらには午之助の心を動かしたのでした。

 

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2025年大河ドラマ|べらぼうのあらすじとネタバレ全話まとめ

 

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べらぼう第11話の見どころ解説

第11話「富本、仁義の馬面」は、富本節の太夫・富本午之助が物語の中心となりそうですね。彼が吉原嫌いになった理由や、重三郎がその誤解を解き、吉原の祭りに招くまでの奮闘は、大河ファンとしては見逃せない展開。

富本午之助(とみもと うまのすけ)は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した浄瑠璃の太夫で、富本節の家元である富本豊前太夫家の二代目として知られています。

初代富本豊前掾(とみもと ぶぜんのじょう)の実子で、幼名を午之助といいました。

父の死後、若くして家督を継ぎ、1770年に二代目富本豊志太夫を名乗り、1777年には二代目富本豊前太夫を襲名しました。その美声と語り口で「馬面太夫」と称され、江戸の人々を魅了しました。また、面長な顔立ちから「馬づら豊前」とも呼ばれていたようです。彼の活躍により、富本節は一時代を築きました。

今回のべらぼう第11話では、江戸文化の象徴とも言える吉原遊郭や浄瑠璃といった当時の芸能が描かれ、歴史ファンにはたまらない内容になりそうです。芝居小屋でのにぎやかな描写や、浄瑠璃の魅力に迫るシーンは、江戸の華やかな文化を感じられる絶好の機会。

さらに、吉原復興のために奔走する重三郎の熱意が、どのように午之助や親父たちの心を動かすのかも見どころの一つですね。

タイトルの「仁義の馬面」は、午之助の義理人情や彼が背負う覚悟を象徴しているのかもしれません。そんな午之助と、機転を利かせながら行動する重三郎の対比がどのように描かれるのか、期待が高まります。

また、富本節初の直伝本の話や、鳥山検校の存在も、歴史好きには興味を引くポイント。瀬川の後押しや、吉原の女郎たちの涙が物語にどのような感動を与えるのか、感情移入しながら楽しめる回になりそうです。

 

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