NHK大河ドラマ「光る君へ」第40話から、新たなキャラクターである双寿丸(そうじゅまる)が登場し、本格的に物語に関わってきます。
双寿丸には、実在するモデルがいるのでしょうか?それとも、オリジナルのキャラクターなのでしょうか?
この記事では、双寿丸のモデルとして考えられる人物や実在の人物とのつながりについて詳しく探り、物語における双寿丸の役割や、演じる伊藤健太郎さんの魅力も併せてご紹介します。
双寿丸は実在する?モデルとなった人物は誰?
NHK大河ドラマ『光る君へ』に登場する双寿丸(そうじゅまる)は、俳優・伊藤健太郎さんが演じる新キャラクターです。
実在の人物やモデルはいるの?
双寿丸に、これといった実在のモデルはいないようです。ドラマのために作られたオリジナルキャラクターですが、彼の存在が物語に深みを与えているのは間違いありません。
双寿丸とは?どんな役割を持つキャラクター?
双寿丸は完全オリジナルのキャラクターで、歴史の教科書には登場しない人物ですが、その設定や背景がしっかりと作り込まれています。
物語の中では、平安時代の若武者として描かれ、武芸に優れた存在です。
賢子(南沙良さん演じるキャラクター)との出会いをきっかけに物語に関わり、まひろ(紫式部)とも親密な関係を築いていきます。今後どんな活躍をしていくのか、わくわくします。
直秀の生まれ変わり!?
双寿丸、凄く直秀っぽい。 pic.twitter.com/FdQHB9EZcm
— まさドン (@2apw_87th) September 29, 2024
一部のSNSでは、双寿丸と「直秀(毎熊克哉さんが演じるキャラクター)」の共通点を感じる視聴者も多く、
「双寿丸は直秀の生まれ変わりなのでは?」という推測も話題になっています。
直秀は物語の序盤でまひろや道長に影響を与えたキャラクターだったため、双寿丸も彼の精神を受け継いでいるように見えるのかもしれませんね。
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双寿丸の実在モデル候補を徹底調査!
双寿丸に実在モデルがおらず、オリジナルキャラクターであることは、先ほども述べましたが、もしかしたら、参考モチーフになった実在モデル的存在がいるかもしれませんよね。
賢子と双寿丸が今後深くかかわっていくのではないか、という予測から、双寿丸の実在モデルを検証してみたいと思います。
賢子と関わりがあったとされる男性は?
母親の紫式部とはちょっと違って、明るい性格だったといわれる賢子。
史実上、賢子とされる恋仲だったとされる実在人物は、次のような人たちが挙げられます。この中に双寿丸のモデル候補がいるかチェックしてみましょう。
藤原兼隆(かねたか)
道長の兄・藤原道兼の息子で、賢子の最初の夫です。10代の頃に賢子と結婚し、万寿2年(1025年)には娘をもうけましたが、その後離婚しました。兼隆との関係は賢子の若い頃の出来事です。
藤原定頼(さだより)
賢子が若い頃、藤原公任の息子である定頼とも恋愛関係がありました。宮中で和歌を通じて想いを交わしており、求愛の歌が賢子に届いていたことが知られています。
藤原頼宗(よりむね)
道長の次男で、賢子と恋愛関係にありました。頼宗とは和歌のやり取りがあり、その中で恋の感情を伝え合っています。賢子と頼宗の関係も、宮中での文化活動を中心に展開されていました。
高階成章(たかしなのなりあきら)
東宮権大進などを務めた高階成章は、賢子の再婚相手で、40歳頃に再婚しました。二人の間には高階為家という息子が生まれています。成章との結婚後、賢子はさらに政治的な立場を強め、後冷泉天皇の乳母としての役割を担いました。
4人の双寿丸実在モデル候補を挙げてみましたが、うーん、いずれの男性も、貴族なので、武者って感じはしませんね。双寿丸の実在モデル(モチーフ)としてはちょっと無理があるでしょうか?
ただ、高階成章という人物は、大宰府への重要なかかわりを持っていた人物。先の展開を予測すると双寿丸とちょっとリンクする部分もあります。
もしかしたら実在モデル(かもしれない?)この高階成章という人物についてちょっとだけみていきましょう。
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高階成章とはどんな人物?
高階成章は、地方官として数々の役職を歴任し、特に九州の大宰府の次官「大宰大弐」に任じられたことで知られています。
高階成章は、40代後半と当時としては高齢の貴族で、家柄もそれほど高くないため、誰も彼が大きな出世をするとは思っていませんでした。しかし、その運命を変えたのが結婚。
その結婚相手は、紫式部の娘・賢子です。賢子は天皇の皇子の乳母に抜擢されるほどの人物。
その皇子が天皇に即位すると、賢子は昇進。それに伴い、夫である成章も出世の道を歩み始めます。ついには66歳のときに公卿に昇進し、上級貴族の仲間入りを果たすことになりました。
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双寿丸と直秀の共通点は?
さて、ちょっと実在モデル候補を断定するのは難しそうな双寿丸。
「直秀の生まれ変わり?」
という声もあるので、直秀と何か関わりはあるのか、直秀との共通点についてチェックしてみましょう。
まひろや道長に強い影響を与えた人物
まず、直秀も双寿丸も、まひろ(紫式部)や藤原道長に強い影響を与えた人物であること。
直秀は散楽という当時のパフォーマンスを通じて、社会の矛盾や人々の本質を笑いの中で表現していました。彼の自由な発想や行動がまひろや道長に新しい考えをもたらし、物語を大きく動かしましたね。
一方、双寿丸もその存在感を持ちながら、賢子やまひろとの関係を通じて、物語に新たな視点を加えています。
謎めいている
さらに、二人のキャラクターには「謎めいた存在」という共通点もあります。直秀は盗賊として暗躍していた一面を持っていたり、双寿丸もその生い立ちや行動に謎が多く、視聴者の興味を引きつけるキャラクターです。
こうした点から、双寿丸が「直秀の後継的な存在」として描かれていると感じる視聴者が多いようです。物語が進むにつれて、この共通点がどのように展開に影響してくるのか、注目が集まっています。
存在感がすごい
「双寿丸って直秀の生まれ変わり?」という声があがるその理由は、直秀(毎熊克哉)が物語序盤で強い印象を残し、彼の存在があまりにも強烈だったからでしょう。直秀は散楽という芸能を通してまひろや藤原道長に大きな影響を与え、視聴者にもその独特の存在感が深く刻まれました。
そのため、双寿丸が登場した際、彼の佇まいやまひろとの関係性が直秀と重なるとして、SNSで「これは直秀の再来では?」と考察する方もいるようですね。
また、双寿丸が賢子やまひろと近しい関係になる点でも、直秀と重ねて見る人が多いようです。まひろや道長にとっても重要な存在だった直秀が劇中で悲劇的な最期を迎えたことから、
「双寿丸が直秀の役割を引き継ぐのではないか?」
と期待する視聴者がいるのも納得です。
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双寿丸が与える今後の展開への影響
双寿丸が今後どのように物語に影響を与えるか、視聴者の関心が集まっています。彼はすでに賢子やまひろ、藤原道長との関係を通じて、物語の核心に関わり始めていますが、特に注目されるのは彼が「刀伊の入寇(とういのにゅうこう)」においてどのような役割を果たすのかです。
刀伊の入寇とは、1019年に実際に起こった歴史的な事件であり、北九州に異民族の侵攻があった大事件です。この戦いに双寿丸が関わることで、彼の武士としての力が発揮され、物語が大きく動くことが予想されています。
双寿丸の最期についても、視聴者の間では「刀伊の入寇で命を落とすのでは?」という予測が立てられています。
また、賢子との関係も今後の物語の重要なポイントです。
賢子と心を通わせていく一方で、彼女を守り抜く役割を担うことになるかもしれませんが、彼の運命がどうなるのかはまだ謎に包まれていますね。
視聴者としては、双寿丸が物語の中でどんな成長を遂げていくのか、気になります。
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双寿丸を演じるのは伊藤健太郎
双寿丸を演じるのは、俳優の伊藤健太郎さん。
1997年生まれの彼は、もともとモデルとして活動していましたが、2014年に俳優としてデビューし、様々なドラマや映画で活躍してきました。
「アシガール」や「今日から俺は!!」で不良少年や戦国時代の若武者を演じ、多くのファンを魅了してきたことも記憶に新しいですね。
そんな伊藤さんにとって、NHK大河ドラマへの出演は今回が初めて。
「双寿丸はオリジナルキャラクターで、演じがいがある役。物語の後半でどのように展開するか、楽しみにしてほしい」
とインタビューでも意気込みを語っていました
一度は芸能活動を休止していましたが、2024年には俳優として復帰。
再びその存在感を取り戻し、今回の「光る君へ」での活躍が期待されています。双寿丸を通じて、新たな一面を見せてくれる伊藤さんの演技に注目が集まっています。
伊藤さんの情熱的な演技が、双寿丸というキャラクターをさらに魅力的にしてくれるはずです。
以上、今回は「光る君へ」におけるキャラクター双寿丸の実在モデルがいるか、についてお伝えしました。
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