2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第24話。
今回は、蔦屋重三郎が日本橋進出を目指して奮闘する一方、松前家を巡る裏取引の駆け引きも動き出します。
この記事では、べらぼう第24話のあらすじをご紹介します。ネタバレを含む内容となりますのでご注意ください。
べらぼう|第24話のネタバレとあらすじ
日本橋進出作戦、暗礁に乗り上げる
重三郎たちは、日本橋に店を出すため、扇屋の紹介で茶問屋・亀屋の若旦那に助力を頼みました。
表向きは亀屋が丸屋を買い取り、その後に重三郎が借りる形で商売を始めるという作戦です。しかし、ツケ帳を帳消しにする条件で話に乗った若旦那に不安を感じつつ、作戦は動き出していきました。
一方、一橋邸では、意知が蝦夷地問題について治済に探りを入れようとしますが、治済は口琴ムックリを奏でるばかり。
東作も上方から戻ったものの、蝦夷錦や抜荷ルートの情報を掴めず、手ぶら同然。それでも、蝦夷の廻船問屋・村上という男と繋がりを持ったと語り、意知は賭けに出る準備を進めるのでした。
ていの本への想い、重三郎の心に響く
日本橋では、丸屋の一人娘・ていが本を慈しむ姿を重三郎が目にします。捨てる神あれば拾う神あり。本を屑にせず、子どもたちの手に渡ることを願うていの真っ直ぐな思いが、重三郎の胸に深く突き刺さりました。
一方で、丸屋買収を巡って町の空気は一変。鶴屋たちの働きかけにより、「吉原者お断り」の立札が並び、町の結束も固まります。重三郎たちの色仕掛け作戦も失敗。ならばと、重三郎はていの気持ちを汲み、一緒に本屋をやろうと提案することに決めました。
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吉原vs日本橋、攻防戦の結末
丸屋では、すでに鶴屋が上方の書肆・相原屋を買い手として連れてきていました。そこへ重三郎たちが乗り込むも、証文合戦となり、膠着状態に。しかし、重三郎は「丸屋耕書堂」として暖簾を守る案を提案。
女将・ていに「一緒に本屋をやろう」と堂々申し込みました。
ところが、ていは毅然と拒絶。過去に裏切られた痛みを抱えるていに、重三郎の申し出は届かなかったのです。こうして、丸屋は柏原屋の手に渡ることが決まり、日本橋進出は潰えることになりました。
それぞれの決意、そして新たな動き
居酒屋で憂さ晴らしをする重三郎たち。酒の勢いで口論になりつつも、重三郎は自分の浅はかさを痛感します。りつの言葉にハッとし、ていの気持ちにもっと寄り添うべきだったと反省しました。
そのころ、意知と誰袖の策は功を奏し、松前道廣が琥珀の抜荷に乗り気になっていました。意知の賭けはまだ終わっていません。
やがて季節は夏へ。浅間山の異変が噂される中、重三郎は「売り込みに行く」と新たな決意を固めます。そんな矢先、旅人が持ち込んだ思いがけない話。
「蔦屋さん、ウチからあの店、買いまへんか?」
揺れる大地のように、重三郎の運命もまた大きく動き出そうとしていました。
2025年大河ドラマ|べらぼうのあらすじとネタバレ全話まとめ
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べらぼう第24話の見どころ解説
2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」第24話も、見どころ満載の展開になりそうです!
まず注目したいのは、重三郎が日本橋進出を目指して仕掛ける、ちょっと危なっかしい作戦。
吉原の仲間たちと知恵を絞り、裏工作まで繰り広げるあたりは、まさに“江戸のしたたかさ”を感じさせます。ただ、そう簡単にはいかないのがこのドラマ。町の結束、女将・ていの芯の強さ、そして重三郎自身の未熟さがぶつかり合い、手に汗握る展開になりそうです。
一方で、松前家を巡る裏取引も静かに進行。意知や誰袖の策謀に、松前道廣がどう絡んでくるのか。琥珀を巡る駆け引きは、江戸時代後期の商業と政治のリアルな裏側を垣間見せてくれそうです。歴史ファンなら、この「抜荷」や「蝦夷地開発」といったテーマにもグッとくるはず。
さらに、重三郎が本当に大切にしているもの――「書を以て世を耕す」という理想――が、今回大きく浮かび上がるのもポイント。「てい」との出会いを通じて、重三郎の覚悟がどう深まっていくのか、彼の成長にも注目したいところです。
恋も商売も一筋縄ではいかない江戸の世。重三郎たちのちょっと泥臭い、でも真っ直ぐな奮闘に、今回も胸を熱くさせられそうな予感です!
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