広告 あらすじ・ネタバレ どうする家康

どうする家康|第18話ネタバレとあらすじ解説「真・三方ヶ原合戦」

この記事では、2023年の大河ドラマ「どうする家康」第18話(2023年5月14日放送)のあらすじをわかりやすく解説します。

ネタバレを含みますのでご注意くださいね。

 

どうする家康|第18話のネタバレとあらすじ

武田軍との戦いで敗れ、家康の討ち死にが伝えられたという、第17回のどうする家康

家康の死の真相とは…?

 

織田信長も四面楚歌

家康が出陣後、浜松に残っていた井伊虎松は、三方ヶ原台地における徳川軍と武田軍の凄惨で一方的な光景を、草むらに隠れて見ていました。

その現場の近くを、武田軍の軍隊が荷車を引いていき、虎松はびっくりします。

 

荷車に積まれた戦死者の遺体は金荼美具足をまとい、その傍らを歩いている侍大将が持つ槍先には、金の兜をかぶっている首がぶら下がっているではありませんか。

 

「桶狭間は2度と起こることはないか…」

その頃、岐阜城の主殿から外の暗闇を眺めていた織田信長はつぶやきます。

 

武田軍の圧倒的な強さで、簡単に討ち取られた家康の事を思うと、猿と呼ばれる木下藤吉郎も気分が落ち込んでいました。

 

岐阜の西には、浅井・朝倉と本願寺の連合軍、東からは武田の大軍に囲まれた形となり、戦が始まれば確実に負ける。

織田軍も、四面楚歌の状態になっていたのです。

 

そんな危機でも藤吉郎に、「猿よ、愉快だ」と言う信長。

危機感が高まれば高まるほど、信長の闘志も高まります。

 

そんな信長に奮い立つ藤吉郎ですが、同時に、将軍・足利義昭が軽はずみな行動を起こすのではないかと心配していました。

 

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浜松城の危機

浜松城では、三方ヶ原の戦で負傷し、逃げ帰った兵たちと、兵の手当をする女性たちがごったがえしています。

酒井忠次と石川数正も、負傷しながら浜松城に帰っており、見張りをしていましたが、

そこに武田勝頼が率いる武田軍が攻めてきます。

 

今攻め込まれたら、ひとたまりもない!

忠次が数正に対策を耳打ちします。数正はそれに躊躇するのですが、他に打つ手がありません。

 

城門を開け放って、かがり火をたき、息を潜める、「空城の計」と言われる兵法のひとつを命じます。

城を空っぽに見せかけ、罠を仕掛けているように敵を惑わす策です。

 

これが功を奏し、勝頼を戸惑わせ、武田軍は三方ヶ原に引き下がりました。

 

生きていた家康

次の日の朝、武田軍は西に向けて三方ヶ原の陣を引き払います。

忠次の策が見事にハマったことなど、信玄にはおかしくて見ていられないはずです。

 

それでも武田の大軍は、浜松城に攻め込まずに西へ。

数正が、ひとまずは難をしのげたと報告したのは、なんと、討ち死にしたと言われている家康だったのです。

 

仰向けに寝転がり、歯を食いしばりながら悔しがり、泣いている姿を見せないために、両腕で顔を覆う家康。

 

前日、武田軍を追いかけたものの、三方ヶ原で武田軍の待ち伏せにより総崩れとなった徳川軍の家臣たちは、バラバラになりました。

その中で、戦況の判断をした水野元信と佐久間信盛は、いち早く戦線離脱。

他の家臣たちや負傷した兵も次々と浜松城に帰城しました。

 

そんな中、家康は本多忠勝、榊原康政、鳥居元忠に守られながら三方ヶ原の周辺にある集落に潜伏していたのです。

 

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身代わりになった夏目広次

武田の兵に囲まれた状況の中、農家の縁の下に身を潜めていると、夏目広次が松明を持って潜り込んできました。

 

広次が家康に向かって

「殿、具足をお脱ぎくだされ。早く!」

と言いながら、自分の具足を脱ぎ始めます。

 

夏目が自分の身代わりになろうとしていることを悟った家康は、

「ならん!」

と必死で拒みますが、そこにいた全員に金荼美具足を奪われます。

 

「お譲りくだされ、お主はまだ先じゃ!」

夏目は、家康の身代わりになろうとします。

 

忠元の腕を振り払って「やめろ、夏目吉信!吉信じゃろう。」と、家康が叫びます。

 

幼少期に弱虫な竹千代を褒めてくれ、励ましてくれた優しい存在で、良く遊んでくれた家来です。

夏目は家康に名前をよく間違えられていましたが、それは、下の名前が違っていたから

 

25年前、夏目は自分がついていながら幼い家康を織田に捕らわれる失態を犯します。

そこで、夏目は、吉信から広次に名前を変えていたのです。

 

今度こそ主君を守り、恩返しができる時が来た夏目。

 

「夏目吉信、ようやく殿のお役に立てます!

殿が生きている限り、徳川が滅びることはありません、殿はきっと大丈夫!」

と言って、金荼美具足を身にまとった夏目は敵陣に飛び込んでいったのでした。

 

夏目以外に酒飲みの本多忠真も、平八郎に殿を守れと言い残し、武田との三方ヶ原の戦で討ち死に。

 

家康の目からは、湧き水のように涙があふれ出て止まらず、

「みなに生かされた、決して無駄にはしない!」

と誓うのでした。

 

武田軍は東三河の野田城を落とし、ゆっくりと西に向けて進んでいます。

しかし、元亀4年(1573年)4月、武田軍は突然進路を変え、甲斐に引き返し始めるのです。

 

第19話に続きます。

 

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⇒ 三方ヶ原の戦い|家康の身代わりは夏目広次(吉信)!子孫は夏目漱石?

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どうする家康|第18話の解説と感想

第17話で、大敗を喫した三方ヶ原の戦い。

第18話では、時をさかのぼり、三方ヶ原の戦いにおける家康の動きや真相が描かれました。

 

年長者が次の世代のために奮起し、バトンを渡すというそんなテーマも感じられた回でしたね。

三方ヶ原の戦いでは、この回でフィーチャーされた夏目広次、本多忠真はじめ、鳥居忠広、成瀬藤蔵などの家臣が討ち死にしました。

 

なんといっても、今回の見どころは、夏目広次の正体といったところでしょうか。

これまで、コメディタッチに描かれた「家康が夏目広次の名前を覚えられない」という数々のシーン。

 

それが実は、今回の展開の伏線だったという落ちで、これは脚本にしてやられたと感じた方も多いでしょう。

夏目広次は、幼い頃から家康の遊び相手で良き理解者。

しかし、家康を危険な目に遭わせるという失態をおかした夏目は「吉信」から「広次」に名前を変えてしまったため、再び家康と再会したときに、思い出してもらえなかった。

家康が広次の名前をたびたび言い間違えていたのは、「吉信」の面影がどこかに残っていたためという真相が描かれましたね。

 

一揆で反旗を翻した広次に対して、不問とした家康。

その家臣からの恩返しを受け、命拾いした家康でした。

 

たぬき親父と言い伝えられる家康ですが、三方ヶ原の時代は31歳の血気盛んな若者です。

武田の罠と知ってか知らずか、それでも敵の背後を攻める決断をした家康。

結果は大失敗に終わってしまいますが、この戦いから学んだことは、多いはず。

 

と言えるのも、この後、武田信玄に異変が訪れるからなんですよね。

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