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べらぼう|第39話のネタバレとあらすじ「白河の清きに住みかね身上半減」

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第39話。

今回は、蔦屋重三郎が地本問屋株仲間を発足させ、山東京伝と共に新たな出版の形に挑む姿が描かれます。一方で、喜多川歌麿は最愛のきよを失い、つよと共に江戸を離れる決意を固めます。

この記事では「べらぼう」第39話のあらすじをご紹介します。ネタバレを含む点にご注意ください。

⇒ これまでの「べらぼう」あらすじとネタバレ全話まとめ

 

べらぼう|第39話のネタバレとあらすじ

地本問屋仲間の挑戦と京伝作品の仕掛け

重三郎は、地本問屋株仲間を立ち上げ、江戸の出版界に新風を吹き込もうとしていました。

改め役人たちをうまく言いくるめ、山東京伝の三作品を袋入りにし、「教訓読本」と銘打って売り出します。

庶民に人気の京伝作品を道徳書に仕立てるという大胆な工夫で、表向きは検閲をくぐり抜けようとしたのです。

人々はこぞって買い求め、店先は活気を取り戻していきます。出版の未来を信じる重三郎の姿に、仲間たちも希望を見出していきました。

 

歌麿の失意と迫りくる弾圧

一方、喜多川歌麿は最愛のきよを失い、深い悲しみに沈んでいました。

憔悴した歌麿を支えたのは、傍らに寄り添うつよの存在です。歌麿はつよと共に江戸を離れ、心の痛みを癒す旅に出るのでした。

 

しかし穏やかな時は長くは続きません。

数か月後、突如として重三郎の店に与力と同心が踏み込みます。「教訓読本」に不穏な内容が含まれるとして絶版を命じられ、重三郎と京伝はその場で捕らえられてしまいます。

牢屋敷へと連行される二人。

幕府の厳しい弾圧が再び出版界を覆い、重三郎と京伝の運命は大きく揺れ動いていくのでした。

 

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2025年大河ドラマ|べらぼうのあらすじとネタバレ全話まとめ

 

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べらぼう第39話の見どころ解説

蔦重と京伝の再タッグと処罰の影

べらぼう第39話「白河の清きに住みかね身上半減」では、蔦屋重三郎と山東京伝が再び手を組みます。

京伝の三作品を袋入りにし、「教訓読本」として出版するという重三郎の仕掛けは、庶民の心をつかみ町をにぎわせるのではないでしょうか。

しかし史実の出来事を考えると、その人気は幕府の目に留まり、絶版命令が下され、重三郎と京伝は牢屋敷へ――。

京伝の“筆禍事件”

実際に、山東京伝もまた、寛政の改革下で処罰を受けた人物です。

洒落本『仕懸文庫』や『傾城買四十八手』が風紀を乱すとされ、寛政の改革の一環で摘発されました。

この事件は「筆禍事件」と呼ばれ、京伝は手鎖50日の刑と罰金を科せられます。

⇒ 山東京伝の処罰はなぜ?いつ、内容は?寛政の改革と京伝のその後

 

歌麿と妻きよの別れ

一方、喜多川歌麿の物語では、べらぼう第38話で妻・きよの死が描かれましたね。第39話では、最愛の人を失い、憔悴した歌麿を支えるのは「つよ」の存在。人間らしい弱さや哀しみを映し出す重要な局面となりそうです。

史実の歌麿の妻については詳しい資料は残っていませんが、有力な手がかりが浅草・専光寺にあります。

過去帳には寛政2年(1790年)8月26日に「理清信女(りせいしんにょ)」が亡くなった記録があり、この葬儀を執り行ったのが歌麿本人だったとされます。

戒名の「理清」に含まれる「清(きよ)」の字から、俗名は「清」または「清子」と推測され、“きよ”という呼び名に結びついたと考えられています。ドラマでの「きよ」という名前も、この史料をもとにしたのではないでしょうか

なお、専光寺は関東大震災で焼失し、昭和3年(1928年)に世田谷区北烏山へ移転。歌麿の墓もこの時に改葬されています。


文化の自由を賭けて幕府に挑んだ重三郎と京伝、そして最愛の妻を失った歌麿。べらぼう第39話は、史実に基づきながらもドラマとしての人間模様が色濃く描かれる一話になりそうです。

 

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