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べらぼう|第38話のネタバレとあらすじ「地本問屋仲間事之始」

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」の第38話。

今回は、蔦屋重三郎が歌麿や京伝と再び関わりを持つ場面や、松平定信による出版統制の動きが描かれる予定です。こ

の記事では、「べらぼう」第38話のあらすじをご紹介します。ネタバレを含む内容となりますのでご注意ください。

⇒ これまでの「べらぼう」あらすじとネタバレ全話まとめ

べらぼう|第38話のネタバレとあらすじ

歌麿の家を訪ねて

重三郎は、喜多川歌麿のもとを訪ねます。そこで目にしたのは、体調を崩して床に伏すきよの姿でした。

いつも明るく支えてくれていたきよの弱った様子に、歌麿も表情を曇らせます。重三郎はふたりを気遣いながらも、出版の世界が厳しい状況にある今こそ、文化を守り続ける覚悟を新たにしていきます。

一方で、重三郎は鶴屋のはからいによって、かつて喧嘩別れした山東京伝(政演)と再会します。

互いに言葉は少なく、ぎこちない空気が流れますが、江戸の出版を支えてきた者同士の誇りや信念がそこにはありました。再び交わった視線の中に、小さな和解の兆しが見えはじめます。

⇒ 喜多川歌麿の妻きよは実在した?喜多川千代女との関係は?

 

定信の新たな統制

その頃、幕府では松平定信がさらに強い手を打っていました。

定信は長谷川平蔵を呼び出し、昇進を条件に「人足寄場」を作るよう命じます。無宿人を収容し労働に従事させる仕組みは、江戸の治安維持を目的とした大胆な策でした。

しかし定信の改革はそれにとどまらず、学問や思想にまで及びます。

ついには出版統制令が発布され、庶民の楽しみであった黄表紙や洒落本までも厳しく規制の対象となってしまいます。

文化が息苦しさを増すなか、重三郎や歌麿、京伝たちは時代の荒波に翻弄されながらも、それぞれの道を模索していくのでした。

 

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2025年大河ドラマ|べらぼうのあらすじとネタバレ全話まとめ

 

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べらぼう第38話の見どころ解説

べらぼう第38話「地本問屋仲間事之始」は、そのタイトルからも考えて、江戸の出版界が大きく揺れる一幕となりそう。

学術書を扱う書物問屋はすでに享保期から仲間制度で守られていましたが、黄表紙や洒落本を手がける地本問屋は長らく自由な空気の中で動いてきました。

ところが寛政の改革で松平定信が出版統制を強めたことで、ついに彼らも団結を余儀なくされます。

蔦屋重三郎が京伝と再会し、鶴屋のとりなしでわだかまりを乗り越えていく場面は、まさに「仲間づくり」の始まりを告げるものとなりそうですね。

一方で、定信が長谷川平蔵に命じる「人足寄場」も注目ポイント。

これは罪人や無宿人を集め、労働を通じて更生させるための施設で、後の刑務所や職業訓練所の原型とも言われます。

改革の名の下に秩序を築こうとする定信の姿勢と、文化の自由を守ろうとする出版人たちの思い。

その対比が鮮やかに浮かび上がるのではないでしょうか。

さらに、歌麿ときよの切ないドラマが重なり、時代の大きなうねりと人間模様が交錯。江戸文化の行方を占う、目が離せない一話となりそうです。

⇒ 地本問屋と書物問屋の違いとは?蔦屋重三郎が活躍した出版文化と株仲間制度

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