2025年後期のNHK朝ドラ『ばけばけ』。
物語は明治23(1890)年、22歳となった松野トキが再び大きな転機を迎える場面へと進みます。
島根の地に異国の新聞記者がやってきたことで、松江の街にも新しい風が吹き込まれていくのです。
この記事では、『ばけばけ』第5週(第21話~第25話)のあらすじをまとめてご紹介します。ネタバレにご注意ください。
⇒ 2025年後期朝ドラばけばけのネタバレとあらすじ全話まとめ
ばけばけ|第5週のネタバレとあらすじ
しじみを売り歩くトキ
明治23年、22歳になったトキは、天秤棒を担いでしじみを売り歩いていました。
いくら働いても借金は減らず、離婚を経験したことで再び縁談を望むことも難しい状況です。
花田旅館を訪れると、主人の花田平太が新聞を手に、松江に西洋人が招かれるという記事を知らせていました。
異国からの来訪者ヘブン
8月30日、アメリカ出身のレフカダ・ヘブンが松江に到着します。通訳を務めるのは錦織でした。
人々の前で出雲弁を交えた挨拶を披露し、街は大きな熱気に包まれます。
人混みに押し出されたトキは、思いがけずヘブンと握手を交わし、その手に違和感を覚えます。
遊郭での騒動と松野家の出来事
歓迎式典の途中、ヘブンは三味線の音に惹かれて遊郭へ向かってしまいます。
錦織やトキたちが追いますが、止めることはできません。
やがて勘右衛門と遭遇し、斬られそうになる場面もありましたが、間一髪で阻止されました。
予定されていた宿泊先ではなく、ヘブンは気に入った花田旅館に滞在することを選びます。
スポンサーリンク
松江での暮らしと募る不安
松江の景色や人々の暮らしに触れながら、ヘブンはアメリカにいるイライザに手紙を綴り、滞在記を書こうとしていました。
島根県知事の江藤は、若者に英語教育を広めるために彼を教師として迎えたいと願います。
しかしヘブンは授業を前に部屋にこもり、日本語の勉強に没頭していました。
錦織の言葉と安らぎの笑み
女中の目の不調をきっかけに動揺するなど、ヘブンは不安定な様子を見せ続けます。初授業の日も部屋にこもったままでした。
そんな彼を案じたトキは「怖いのではないでしょうか」と錦織に語ります。
実際、ヘブンは教師としての重圧に怯えながら、日本語を必死に学んでいたのです。
錦織は「必要なのは言葉ではなく、あなた自身です」と伝えました。その言葉に安心したヘブンは、ようやく穏やかな笑みを浮かべました。
こちらもCHECK