2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』第21週。
明治の世に生きる松野トキとヘブンが、暮らしと創作、そして将来への選択に向き合っていきます。
この記事では、『ばけばけ』第21週(第101話~第105話)のあらすじをご紹介します。ネタバレにご注意ください。
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ばけばけ|第21週のネタバレとあらすじ
原稿完成と、忍び寄る不安の影
ついに、ヘブンは一本の原稿を書き上げました。
家族や周囲の人々は「よかった」「おめでとう」と声をかけ、その労をねぎらいます。異国の言葉混じりで感謝を伝えるヘブンの姿に、トキも胸をなでおろしました。
しかし、安堵の時間は長くは続きません。
数週間後、教員室でヘブンとロバートは作山から思いがけない話を聞かされます。帝国議会での審議次第では、第五高等中学校が閉校になる可能性があるというのです。もしそうなれば、ヘブンは職を失い、一家の生活は大きく揺らぐことになります。
翌朝、この話は新聞にも載り、トキの不安は現実のものとなりました。
家族は「また働けばいい」と言い合いますが、幼いクマは先行きの見えなさに涙をこらえきれません。
ヘブンは「心配しないで」と口にするものの、具体的な策があるわけではありませんでした。
暮らしを守るための算段と、裏切られる期待
トキは家計を見直すため、毎月の収入と支出を書き出します。改めて、ヘブンの収入に支えられてきた暮らしを実感し、事態の深刻さが浮き彫りになります。
一方で、家のたんすには、これまで少しずつ蓄えてきたお金がありました。「当座はなんとかなる」と前向きに捉えようとする家族。しかし、その裏で司之介は、かつて関わりのあった荒金のもとを再び訪ね、資金を増やそうとします。
結果は無情でした。
荒金の失敗により、預けた金はすべて失われてしまったのです。
フミは内職を始め、トキやクマも手伝いますが、クマは自分の居場所を失うのではないかと怯え続けます。そんな中、席の「ぬくもり」にまつわる言い伝えが語られ、場の空気はどこか不穏なものに変わっていきました。
言い伝えが集う家と、呪いの告白
そんな折、ヘブン宛てに海外から郵便為替が届きます。
過去に書いた短編の原稿料で、その額は八十円。さらに、次回作への期待が綴られた手紙も同封されていました。ヘブンは「自分は書く人間だ」と、誇らしげに宣言します。
しかし現実は甘くありません。作山が過労で倒れ、ヘブンは授業の代行に追われ、執筆の時間を失ってしまいます。思うように書けない苛立ちを爆発させるヘブンを見て、トキは何か力になりたいと考えました。
トキたちは題材探しの中で、重たい雰囲気をまとった女性・イセと出会います。さらに、彼女を「呪われた女」だと断じる茂吉も現れ、二人の間に古い因縁があることがうかがえました。
やがて二人はトキの家に招かれ、村に伝わる数々の言い伝えを語り始めます。最初は既視感のある話ばかりで、ヘブンの心は動きませんでした。しかし、「人形の墓」にまつわる話になると、空気が一変します。
トキの覚悟と、倒れる身体
イセは、自身の家族が次々と亡くなった過去を語ります。
一軒の家で一年に二人死ぬと、やがて家族全員が呪われるという言い伝え。それを避けるために作られる「人形の墓」。迷信だと信じ切れなかった結果、彼女は重い人生を背負うことになったと告白しました。
重苦しい沈黙の中、イセが立ち上がったその瞬間、トキは彼女が座っていた場所に腰を下ろします。
「言い伝えを、ばかにはしていません」
そう微笑むトキは、不幸すら引き受ける覚悟を見せます。
「不幸せは私に来たけん、これからはええことがあります」
そう言い残し、トキはその場で倒れてしまいました。
幸い命に別状はありませんでしたが、その行動は家族やヘブンの心に深く刻まれます。
その夜、トキは夜食を運びながら、ヘブンの創作を支える存在として、改めて必要とされていることを実感するのでした。
未来への選択と、新たな学び
それ以降、トキは新聞を読み、面白そうな話をヘブンに伝える役割を担うようになります。かつて錦織がしていた「リテラリーアシスタント」のように、創作を支える存在へと変わっていくのです。
一方、ヘブンのもとには海外からの評価も届き続けます。アメリカに戻れば作家として成功できる――そんな誘いの言葉に、ヘブンは心を揺らします。
その頃、第五高等中学校の存続が正式に決定しました。
安堵の祝宴の場で、トキは英語で談笑する人々を見つめ、静かな憧れを抱きます。そして、自分も学び直すことを決意しました。
夜、英語の勉強を始めたトキは、疲れから横になります。
「もしかして、あの呪いが……」
冗談めかしながらも、トキは眠りにつきました。
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