2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』第12週。
いよいよヘブンと“怪談”との出会いが描かれます。言葉も文化も違うふたりが、物語を通じて心を通わせていく一週間です。
この記事では、『ばけばけ』第12週(第56話〜第60話)のあらすじを詳しくご紹介します。ネタバレにご注意ください。
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ばけばけ|第12週のネタバレとあらすじ
金縛りに悩むヘブン
ヘブンは一週間以上も金縛りに悩まされていました。見かねたトキはお祓いを勧めますが、英語でうまく説明できずに困ります。
一方で、錦織が姿を見せず、ヘブンは戸惑いを感じていました。やがて錦織が松野家を訪ね、ヘブンのある言葉に落胆して距離を置いていたことを明かします。
話を終えた錦織から、トキは「お祓い」を英語でどう表すのかを教わりました。
大雄寺での祓い
翌朝も金縛りが続き、トキは教わった英語を口にしながら、ヘブンをお祓いへ誘います。
場所は、松平家ゆかりの大雄寺。生徒の正木の家が檀家であり、通訳として正木とトキが同行します。
団扇太鼓や鐘を使った儀式は厳かに進み、ヘブンは恐れるどころか興味深そうに眺めていました。お祓いを終えた後、寺を称えたヘブンに、住職は自らの寺に伝わる怪談があると話します。
「水飴を買う女」
住職が語ったのは、「水飴を買う女」という怪談でした。
物語の終わりには、ヘブンの目から涙がこぼれます。ヘブンは初めて聞く怪談に強い感動を覚え、もっと話を聞きたいと願いました。
しかし、住職はその一話しか知らず、松江の人々に尋ねるよう勧めます。こうしてヘブンは怪談に興味を持ち始め、帰宅後もその話題が尽きませんでした。
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トキが語る「鳥取の蒲団」
トキはヘブンの興味に応えるように、怪談を語ることを決意します。書物『本邦諸国奇談集』を手に取りますが、ヘブンの希望で自身の言葉で話すことになりました。
部屋を暗くし、ろうそくを灯して語られたのは「鳥取の蒲団」。静かな声で物語が進み、終わると灯を吹き消します。ヘブンはすべてを理解できたわけではないものの、その物語に深く心を動かされました。
それからというもの、トキは何度も同じ話を語り、ヘブンは涙ぐみながら耳を傾けます。夜ごと繰り返される語りの時間が、二人の間に穏やかな絆を生み始めていました。
怪談がもたらした変化
報告を受けた錦織は、ヘブンが怪談を聞いて涙を流したと知り驚きます。怪談を通して心を動かされたヘブンの姿に、彼は深い考えを巡らせます。
以降もトキは毎晩のように怪談を語り、ヘブンは感謝の言葉を繰り返しました。
その様子を知った錦織は、ヘブンの日本滞在記を完成させるため、トキに怪談を教えてほしいと頼みます。しかしトキは、すでに毎晩語っていることを伝えました。
錦織は、語るほど滞在記が完成に近づき、やがてヘブンが松江を去ることになると告げます。トキは言葉を失いながらも、心のどこかでその運命を受け止めようとしていました。
一通の手紙
数日後、松野家に一通の手紙が届きます。
宛名はトキ、差出人は松野銀二郎でした。
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