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あんぱん六原永輔の実在モデルは永六輔!代表作や藤堂日向のキャスト情報も

朝ドラ『あんぱん』に新たに登場する六原永輔という人物。

実はこのキャラクター、実在の文化人・永六輔さんがモデルとなっているのをご存じでしょうか?

この記事では

  • 六原永輔の役柄と実在モデル・永六輔さんについて
  • 永六輔さんの代表作とやなせたかしとの関係
  • 六原永輔を演じる藤堂日向さんのキャスティング背景

についてお伝えします。

 

六原永輔の実在モデル・永六輔とは?

朝ドラ『あんぱん』に新たに登場する人物・六原永輔(ろくはらえいすけ)

実はこのキャラクター、実在した文化人・永六輔(えいろくすけ)さんがモデル。

ここでは、六原永輔というキャラがどんな役なのか、そして永六輔さんってどんな人だったのかを、わかりやすくご紹介していきます。

朝ドラ『あんぱん』に登場する六原永輔とは?

六原永輔は、ドラマ『あんぱん』の中で、嵩に大きな影響を与える人物として描かれる予定。

実在モデルがいるキャラクターというだけで注目度は抜群。

六原永輔は、主人公の嵩が自分の「表現」を見つけていく過程に関わり、後押しする立場として物語に関わっていくと見られています。

永六輔とはどんな人?

永六輔さんは、1933年、東京・浅草で生まれました。

落語や演芸が身近にある環境で育ち、幼い頃から“ことば”の世界に親しんでいたそうです。

 

大学を中退してすぐ、放送作家として活動をスタート。テレビ・ラジオの台本を書く一方で、作詞家としても大活躍しました。

代表作には、あの名曲──

  • 「上を向いて歩こう」
  • 「見上げてごらん夜の星を」
  • 「こんにちは赤ちゃん」
  • 「遠くへ行きたい」

など、日本の音楽史に残る名曲がずらり。

いずれも心に響く詞で、時代を超えて歌い継がれています。

また、ラジオ番組「誰かとどこかで」などで見せた語り口も人気でした。

穏やかでユーモラス、それでいて芯の通った話し方に、多くの人が耳を傾けたのです。

さらに、晩年は講演活動やエッセイ執筆にも力を入れ、「自分のことばで、自分の思いを伝える」ことを大切にしていました。

社会的なテーマにも目を向ける姿勢は、作詞家という枠を超えた“文化人”そのものでした。

 

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六原永輔の実在モデル・永六輔の代表作とは

朝ドラ『あんぱん』のキャラクター・六原永輔の実在モデルとなった永六輔さん。

ここでは、永六輔さんが残した名作の数々と、その社会的な影響についてさらに掘り下げていきましょう。

 

作詞家としての名曲たち:「上を向いて歩こう」ほか

永六輔さんの代表作として、まず外せないのが作詞の分野。

もっとも有名なのは、1961年に発表された上を向いて歩こう(歌:坂本九/作曲:中村八大)です。

日本国内はもちろん、海外では「SUKIYAKI」のタイトルでビルボード全米1位を獲得する快挙を達成しました。

 

そのほかにも

  • 見上げてごらん夜の星を(1963年/作曲:いずみたく/歌:坂本九)
    ── 舞台用に書き下ろされた後、楽曲化されて大ヒット。星空を見上げる希望の歌として、戦後世代に広く浸透しました。
  • 遠くへ行きたい(1962年/作曲:中村八大/歌:ジェリー藤尾)
    ── 旅への憧れと自由な心を綴った一曲。のちに同名の長寿紀行番組のテーマ曲としても使用され、国民的な愛唱歌に。
  • こんにちは赤ちゃん(1963年/作曲:中村八大/歌:梓みちよ)
    ── 赤ちゃんの誕生をテーマに、家族の喜びを柔らかな言葉で表現。第5回日本レコード大賞を受賞しました。
  • 若い季節(1962年/作曲:中村八大/歌:舟木一夫)
    ── 青春の一瞬を切り取ったフレッシュな一曲。永・中村コンビによる“若者への応援歌”としても知られています。
  • 黒い花びら(1959年/作曲:中村八大/歌:水原弘)
    ── 第1回日本レコード大賞受賞作品。和製ポップスの先駆けとして高く評価されました。
  • 帰ろかな(1965年/作曲:中村八大/歌:北島三郎)
    ── 旅先での揺れる心情を軽快に描いた一曲。演歌の枠を超えた広がりを持つ作品です。
  • 芽生えて、そして(作曲:いずみたく/歌:越路吹雪)
    ── 女性の揺れる心を繊細に表現した名曲。大人の情感あふれる歌詞が印象的です。
  • 女ひとり(作曲:いずみたく/歌:デューク・エイセス)
    ── 京都を舞台にした叙情的な歌詞が人気を呼び、「にほんのうた」シリーズの代表曲に。
  • いい湯だな(作曲:いずみたく/歌:デューク・エイセス 他)
    ── 温泉地をテーマにしたコミカルで親しみやすい楽曲。後にザ・ドリフターズ版でも広く親しまれました。
  • 明日があるさ(作曲:中村八大/歌:坂本九)
    ── 明るいメロディと前向きな歌詞が特徴の応援ソング。2001年にはウルフルズ×Re:Japanによるカバーも話題に。

など、心に残る名曲を数多く世に送り出しました。

いずれもメロディだけでなく、歌詞に込められたあたたかな視点とやさしい言葉づかいが魅力で、いまも多くの人の記憶に残っています。

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放送作家としての革新

永六輔さんは、テレビ草創期から放送作家として番組制作に携わりました。

中でも代表的なのは、夢であいましょうといった国民的番組の構成。

舞台裏で「物語をどう見せるか」「人の心にどう届くか」を練り上げる役割を担ってきました。

 

また、ラジオではパーソナリティとしても人気で、TBSラジオ『永六輔の誰かとどこかで』などを通じて、日常と社会をつなぐ語りを展開。

永六輔さんの語りは「軽妙な語り口」や「親しみやすいトーク」で広く人気があり、多くの方に愛されました。

 

「伝える人」としての姿勢

永六輔さんは、“伝えたい言葉”を紡ぐ作詞家や放送作家にとどまらず、社会と対話し続ける「伝える人」として高く評価されました。

エッセイ『大往生』(1994年3月刊行・岩波新書)は、“老い”“病い”“死”をテーマに全国を旅しながら集めた生の声を綴った一冊。

1995年には190万部を突破し、その後のシリーズも含めて累計約246万部を記録。

教養系新書として異例のベストセラーとなりました。

 

さらに、震災や障害者支援の現場では、永六輔さんは“呼びかけ人代表”として「ゆめ風基金」の立ち上げに関わり、市民活動を長年支えました。

阪神・淡路大震災を機に始まったこの基金は、障害者支援を柱に継続支援を実施し、30年にわたり多くの寄付金を集め続けています。

語り口は穏やかで共感的。

講演でも、戦争体験や震災、障害といった重いテーマに真正面から向き合いながら、やさしい言葉で深い問題提起を行いました。

無名の人々の声を大切に拾い上げ、まっすぐに世に届ける姿勢は、多くの人々の心に響きました。


このように、永六輔さんの“代表作”とは、ただのヒット曲や番組タイトルだけでは語り尽くせません。

一つひとつの作品が、人の心を動かし、社会の空気にそっと風を吹かせてきた証です。

『あんぱん』の六原永輔というキャラクターも、そんな永六輔さんの「伝える力」そのものを映し出す存在と言えるでしょう。

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やなせたかしと永六輔の関係|“友情と創作”で結ばれたふたり

この章では、やなせたかしさんと永六輔さんがどのように出会い、どんな共鳴を通じて友情を育み、影響を与え合ってきたのかを、史実をもとにご紹介します。

出会いは舞台の仕事|永六輔がやなせたかしを起用

1960年、永六輔さんが脚本・演出を手がけるミュージカル『見上げてごらん夜の星を』(音楽:いずみたく)の制作現場で、まだ下積みだったやなせたかしさんが舞台美術の仕事を依頼されます。

この舞台が、三人の創作人生を始動させる重要な出会いの場でした。

永六輔さんは突然やなせ宅を訪ね、「美術はやなせさんに頼みたい」と即決。

経験のない分野にいきなり引っ張り込まれたやなせたかしさんでしたが、この一言がきっかけで創作の縁が結ばれたのです。

 

共鳴し合った戦争観と表現観

やなせたかしさんは、中国戦線での過酷な体験を通じて、“命とは何か”“正義とは何か”という問いを深く抱えていました。

戦後、『アンパンマン』や「手のひらを太陽に」などの創作の原点は、その体験に根ざしています。

 

一方、永六輔さんも戦後の言葉や創作を通じ、戦争の記憶を語り継ぐ表現者として活動。

「戦争とは簡単に語れるものではない」としつつ、「もっと恐ろしさを伝えるべきだ」と述べていました。

永六輔の伝言 僕が愛した「芸と反骨」 (集英社新書)

異なる背景を持つ二人が、戦争経験を共有しながら創作の価値観を語り合ったことで、お互いの表現に深い共鳴が生まれたのかもしれません。

 

ドラマ『あんぱん』での描かれ方とその意味

ドラマ『あんぱん』では、六原永輔と嵩の出会いが、物語を動かす大切な一場面として描かれていきそうです。

舞台『見上げてごらん夜の星を』の制作をきっかけに、ふたりの才能が引き寄せ合う場面になるのでしょうか、だとしたら、見逃せない印象的なシーンになるでしょう。

実在モデルである永六輔さんが、やなせさんの創作人生に光を投げかけたように、ドラマでも六原永輔は、主人公の心に火をともす存在として描かれそうですね。

 

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あんぱん六原永輔役は藤堂日向!

さて、朝ドラ『あんぱん』で、実在の文化人・永六輔をモデルにした六原永輔を演じるのは、若手俳優の藤堂日向さん

ここでは、藤堂日向さんのプロフィールやキャスティングの背景、そして役への向き合い方をインタビューをもとにご紹介します。

藤堂日向のプロフィール

藤堂日向さんは、1995年11月24日生まれ、愛知県出身。

身長176cmで、所属はテアトル・ド・ポッシュ。

2017年の舞台『いつか、どこかに』で俳優デビューを果たし、その後も映画やドラマ、舞台と幅広く活動を重ねてきました。

代表作には、

  • 映画『東京リベンジャーズ』シリーズ
  • ドラマ『119 エマージェンシーコール』

などがあり、映像作品でも確かな存在感を示しています。

そして、朝ドラ『あんぱん』で念願のNHK連続テレビ小説デビューとなりました。

 

役への向き合い方

藤堂さんが演じる六原永輔は、ひらめきと勢いにあふれる“天才型”の作詞家・演出家・構成作家という役どころ。

やなせたかしをモデルとする嵩に、いきなり舞台美術を任せるという大胆なシーンも用意されています。

これは、実際に永六輔さんがやなせさんに舞台の仕事を振った実話が元になっていると考えられます。

 

藤堂さんにとっても、朝ドラ出演は特別の目標だったようです。

インタビューでは、

「もともと祖母と一緒に朝ドラを見るのが日課で、いつかこの舞台に立ちたいと思っていた」

出典:STERA

と語っています。キャスティングが決まった際には、

「仏壇に手を合わせて報告しました」

と、家族への思いも明かしていました。

 

インタビューに見る意気込み

配役が発表された際、藤堂さんはこうコメントしています。

「朝ドラ初出演、心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。六原永輔が、のぶや嵩たちの人生に鮮烈で強烈に輝くように、精いっぱい演じさせていただきます」

出典:STERA

言葉のひとつひとつから、永六輔さんという実在モデルへの敬意が伝わってきます。

また、ただ演じるのではなく、「登場人物の人生に“影響を与える人”としてどう在るか」を意識しながら役に取り組んでいる姿勢も印象的です。

六原永輔というキャラクターの勢いやユーモア、どこか憎めない自由さを、藤堂さんがどんなふうに表現してくれるのか、今後の放送が楽しみですね。


以上、今回は朝ドラ『あんぱん』に登場する六原永輔についてお伝えしました。

実在モデルである永六輔さんの功績や、やなせたかしさんとの関係、そして俳優・藤堂日向さんについてご紹介しました。

永六輔さんの“ことば”と“想い”が、どのようにドラマに息づいていくのか──今後の展開にも注目です。

 

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