2025年放送の朝ドラ「ばけばけ」で、錦織友一の親友として登場する庄田多吉。
松江出身の帝大生で、天才肌の錦織を「大盤石」と称える一方、自らを「半分弱」と称するユーモラスなキャラクターが印象的ですね。
この庄田多吉には実在のモデルがいるのでしょうか。
この記事では、庄田のモデルとされる人物や、演じる濱正悟さんについて詳しく解説していきます。
ばけばけ庄田の実在モデルは誰?

朝ドラ「ばけばけ」の庄田多吉には、実在の人物をモデルにした側面があります。
ただし特定の一人だけを描いたわけではなく、複数の要素が組み合わされているようです。
庄田のモデルは本庄太一郎が有力
庄田多吉の最も有力な実在モデルとされるのが、教育者の本庄太一郎です。
錦織友一のモデルである西田千太郎とは、なんと同じ松江市雑賀町の出身。
しかもふたりは親友でした。
二人は共に教員伝習校変則中学で学び、卒業後も一緒に勤務しています。
さらに中等教員免許試験の合格を目指して、西田と共に上京して勉学に励んだという史実があります。
まさに苦楽を共にした盟友だったのですね。
庄田とおサワが結婚?
朝ドラばけばけでトキの親友として登場する野津サワとの関係も注目ポイント。
本庄太一郎の妻となった渡部トミは、雑賀小学校初の女性教員でした。
この渡部トミという人物はばけばけ・野津サワのモデルの一人とされています。
となると、ドラマ内でも庄田とおサワが結婚する可能性が高そうですね。
史実の縁が、物語の今後の展開にどう関わってくるのか楽しみです。
⇒ ばけばけ「サワ」の実在モデルは誰?2人の参考人物を解説|朝ドラ深掘り
ばけばけ庄田の実在モデル・本庄太一郎とは?
本庄太一郎は1863年生まれ、島根県松江市雑賀町出身の教育者です。
松江藩の武士の家の長男として生まれ、全国各地の中等教育機関で要職を歴任しました。
波乱万丈の人生を歩んだ人物です。
本庄太一郎の詳細な経歴
本庄太一郎の人生をで見ていきましょう。

少年時代〜青年期
- 1863年(文久3年)8月:島根県松江市雑賀町に、松江藩の武士の家の長男として誕生
- 1873年(明治6年):雑賀南小学校に入学
- 1876年(明治9年):教員伝習校変則中学(後の松江中学)に入学
- 1882年(明治15年):同校を卒業し、松江中学校の授業補助として勤務開始。ここで西田千太郎と共に教壇に立つ
- 1884年(明治17年):島根県第二中学(浜田中学)へ転勤
上京〜教育者としての飛躍
- 1885年(明治18年):正式な教師を目指し、西田千太郎と共に退職して上京。二人で勉学に励む
- 1886年(明治19年):中等教員免許試験に合格。東京府尋常師範学校の教諭に就任
- 1889年(明治22年):帝国大学文科大学へ進学
- 1893年(明治26年):京都府尋常中学校長に就任
全国を渡り歩く教育者人生
- 1901年(明治34年):東京高等師範学校教授に就任
- 1907年(明治40年):台湾総督府国語学校長および中学校長を歴任。海を渡って台湾へ
- 1915年(大正4年):長野県松本中学校長に就任
- 1919年(大正8年):行政職である神戸市教育課長に転身
晩年
- 1925年(大正14年):退職
- 1927年(昭和2年):東京にて闘病の末、64歳で没
地方から東京、さらには台湾まで。
本庄太一郎の足跡は日本各地に広がっています。
本庄太一郎と西田千太郎の深い関わり
本庄と西田は同郷の親友で、西田が1歳年上という間柄でした。ただの友人ではなく、人生を共に歩んだ特別な存在です。
地方から教育者としての立身出世を目指し、同時期に仕事を辞めて東京へ渡りました。
共に試験勉強に励んだ「盟友」といえる関係性。この史実が、ドラマでの庄田と錦織の友情のベースになっているんですね。
⇒ 西田千太郎と小泉八雲|ばけばけ錦織友一(吉沢亮)の実在モデルと実話
本庄太一郎の人物像とエピソード
本庄はあごひげを生やし、高身長で彫りが深い「日本人離れした容姿」でした。
西洋史に詳しかったこともあり、外国風の雰囲気を好んでいたようです。
武士の家系という背景から、知力よりも「精神力」や「体力」を重視する教育方針を持っていました。
国家の即戦力となる英雄を育てたいという熱意があったのでしょう。
多くの生徒から慕われる徳の高い人物だったと伝えられています。
ばけばけ庄田多吉役は濱正悟

庄田多吉を演じるのは、東京都出身31歳の濱正悟さんです。
スーパー戦隊シリーズを経て、着実にキャリアを積み上げてきた実力派俳優。
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では平維盛役を好演しました。
濱正悟の出演歴と朝ドラへの想い
今作が濱さんにとって2回目の朝ドラ出演となります。
前回はNHK大阪制作の「舞いあがれ!」に出演。航空学校の学生・中澤真一役を演じました。
同じNHK大阪制作ということもあり、濱さんは「久しぶりにBKに舞いもどることができて嬉しい」と喜びを語っています。
「舞いあがれ!」のタイトルにかけた言葉選びがユーモラスですね。
主演の髙石あかりさんとは同じ芸能事務所(エイベックス・マネジメント・エージェンシー)に所属。
高石さんにとっても心強い先輩という関係性です。
濱正悟が演じる庄田多吉の役柄
庄田多吉は、吉沢亮さん演じる錦織友一の親友という重要な役どころ。
天才肌で「大盤石」と称される錦織に対し、自らを「半分弱」と称するユーモラスで人間味あふれる青年として描かれています。
完璧に見える錦織の人物像に柔らかさを与えるバランス役なんです。
物語後半ではヒロインのトキやヘブンとも深く関わる重要な人物になると示唆されています。
つまり、物語の鍵を握る存在といえるでしょう。
濱正悟の庄田役への意気込みとチャレンジ
濱さんは今回の役について、こう語っています。
「ものすごく純粋な役柄は実はあまりやったことがなかったので、個人的には挑戦であり新境地になりそう」
これまでとは違うタイプの役柄に、俳優としての意欲が感じられますね。
脚本を読んだ際の印象も語っていて、
「大真面目なのにどこか可笑しく愛おしい登場人物たちの心優しい不思議な物語」に強く魅了されたそうです。
さらに撮影への想いとして、素晴らしいキャストやスタッフと共に過ごす時間を「大切に刻んでいきたい」とも。
現場での一瞬一瞬を大切にする、濱さんの真摯な姿勢が伝わってきます。
これまでの知的でクールな役柄のイメージとは異なる、「純粋でまっすぐな青年」としての演技。
新たな濱正悟さんの一面が見られそうで、ファンとしても楽しみですね。
庄田多吉という役を通して、濱さんがどんな表情を見せてくれるのか。物語の展開とともに、注目していきたいところです。
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