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あんぱん トピックス

武山恵三の実在モデルは武井英彦さん!あんぱんまんアニメ化の立役者

NHK朝ドラ『あんぱん』最終週に登場するキャラクター・武山恵三。

やなせたかしさんの人生を描く物語の中で、重要な役割を担う人物です。

実はこの武山恵三には実在のモデルが存在します。それが、日本テレビのプロデューサー・武井英彦さんです。

 

この記事では、

  • 武山恵三の実在モデル・武井英彦さんについて
  • 武井さんが尽力したアンパンマンのアニメ化の経緯
  • 武山恵三を演じる俳優・前原滉さんのプロフィール

についてお伝えします。

 

あんぱん武山恵三の実在モデルは武井英彦プロデューサー

NHK朝ドラ『あんぱん』に登場する武山恵三は、物語の流れを左右する重要キャラクターのひとり。主人公・やなせたかしさんを支え、アンパンマン誕生の背景に深く関わる人物として描かれるはず。

この武山恵三のモデルとなったのは、日本テレビのプロデューサー・武井英彦さんだと考えられます。

どんな方だったのか、経歴や代表作品をみていきましょう。

 

武井英彦プロデューサーの経歴

竹山恵三モデルの武井英彦さん

武井英彦さんは、もともとドラマ畑で活躍していたプロデューサーです。日本テレビの人気枠「金曜劇場」で数々の作品を手がけ、その手腕を発揮しました。

1944年生まれ。
1967年、日大芸術学部卒。同年、NTV入社。
1994年5月、編成局ソフト事業センター映画部長
ソフト開発局ソフト事業部長を経て、
1996年6月、ソフト開発局映画事業部長
1997年6月、事業局24時間TV事業局長
メディア戦略局NNS事務局長(2002)、同局業務部長(2003)

出典:STAFF名鑑

 

手塚治虫作品も担当

武井英彦プロデューサーの代表的な作品として、萩原健一さん主演の『前略おふくろ様』があります。

視聴者に強い印象を残したヒット作であり、武井さんは早くから注目を集める存在でした。

また、1978年には「24時間テレビ 愛は地球を救う」内で放送された手塚治虫さんのアニメ『100万年地球の旅 バンダーブック』で、武井さんは初めてアニメを担当。

手塚さんが原案から構成・演出まで手がけた意欲作で、午前中の放送にもかかわらず28%という驚異的な視聴率を記録しました。

この経験を通じてテレビアニメの可能性に魅了され、その後『キン肉マン』などの大ヒット作品にも携わっていきます。

 

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あんぱん武山恵三の実在モデル・武井英彦が挑んだアンパンマンアニメ化の道

やなせたかしさんの「アンパンマン」がテレビアニメとして放送されるまでには、数多くの壁が立ちはだかりました。

テレビ局からの否定的な反応、スポンサー不足、作品の独特な設定への疑問の声――。

それでも武井英彦さんの信念と粘り強い行動が、やがて大逆転を呼び込みます。その経緯をみてきましょう。

 

テレビ局に何度も却下された企画

1973年に絵本『あんぱんまん』が刊行された当初、大人の評価は決して高いものではありませんでした。

「顔をちぎって食べさせるヒーローなんて気持ち悪い」と批判され、一般的な知名度もほとんどなかったのです。

しかし一方で、幼稚園や保育園では子どもたちに大人気。

ボロボロになるまで読み込まれ、取り合いになるほどの支持を集めていました。

つまりアンパンマンは「子どもにだけ熱狂的に愛される、知る人ぞ知るヒーロー」だったのですね。

 

1980年代に入ると、「アンパンマンをアニメ化したい」という話があちらこちらから持ち上がります。

NHKや東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)、日本テレビが手を挙げました。

日本テレビでの担当プロデューサーが、あんぱんでの登場人物・武山恵三の実在モデルとなる武井英彦さんです。

 

しかし、テレビ局の上層部は

  • 「顔を食べさせるなんて気持ち悪い」
  • 「キャラクターが地味でインパクトがない」

と難色を示し、企画は何度も却下されました。

いずれの局も最終段階で立ち消えになってしまったのです。

 

武井英彦が諦めなかった理由

それでも武井英彦さんは決して諦めませんでした

社内で何度も企画を提案し続け、その熱意にやなせたかしさんも驚いたといいます。

やなせさんが「どうしてそこまで?」と尋ねると、武井さんは

「息子の通う幼稚園で、手垢まみれになるほど読まれたアンパンマンの絵本を見たんです」

『やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく』

と答えました。幼児たちに圧倒的に愛されている現実を目の当たりにしたことが、武井さんを突き動かす原動力となったのです。

 

幼稚園で見た「手垢まみれの絵本」が転機に

武井さんが確信を得たのは、その幼稚園での光景でした。

表紙はすり切れ、ページの角は丸くなり、子どもたちが取り合うように読んでいたアンパンマンの絵本。

大人から酷評されていた作品が、子どもにとっては欠かせない存在になっていた――その事実こそが、アニメ化を信じる最大の根拠でした。

 

出資を集め、アニメ化を実現させた情熱

しかし最大の課題は資金でした。

局からは「自費制作で」とまで言われる厳しい状況。

それでも武井さんは諦めず、日本テレビの関連会社を回って資金を集め、さらに東京ムービー新社(現トムス・エンタテインメント)も出資を決めます。

こうしてようやく制作費が整い、1988年10月3日、『それいけ!アンパンマン』が放送を開始

関東ローカル・月曜夕方5時という不利な枠でのスタートでしたが、初回から予想を超える7%の視聴率を記録し、やがて全国に広がっていきました。

 

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低視聴率枠から奇跡の快進撃!アンパンマン放送スタート

1988年にスタートしたテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』。しかし、その船出は決して順調ではありませんでした。

スポンサー探しに苦労し、放送枠も不利な時間帯。

それでも放送が始まると、子どもたちの熱狂的な支持を集め、視聴率は予想を大きく超えていきます。

ここから、アンパンマンが全国区の人気番組へと成長していく物語が始まったのです。

 

「せめて1年は続けたい」不安の中で始まった放送

『それいけ!アンパンマン』は、長い準備期間を経てようやくスタートにこぎつけました。

しかし当初の条件は厳しく、スポンサーがつかないまま自費制作での開始を迫られ、さらに昭和天皇の体調悪化で新番組恒例のイベントも中止。

放送枠も月曜夕方5時という不利な時間帯で、関東の一部地域のみの放送でした。

武井英彦さんから

「この枠の最高視聴率は2%。3%を超えたらお祝いですね」

と言われ、制作スタッフからも

「まずは半年、できれば1年続けたい」

と期待値の低さを示されるなど、船出は決して順風満帆ではありませんでした。

 

驚きの高視聴率と全国放送への広がり

ところが放送が始まると、予想を覆す結果が待っていました。

初回から視聴率は7%を記録し、時には10%を超えることも。

1989年3月には文化庁のテレビ優秀映画に選ばれ、奨励金600万円が授与されました。

これをきっかけに、局の幹部もようやく番組の価値を認め、放送は全国へと拡大していきました。

 

高知放送をめぐるやなせたかしさんの熱意

ただし、やなせたかしさんの故郷・高知県ではなかなか放送枠が確保できませんでした。

その際、やなせさんは「郷里で放送されないのはおかしい」と直談判。

放送局側から「スポンサーが見つからない」と説明されると、「では自分がスポンサーになる」と申し出て実際に費用を負担したのです。

原作者自らがスポンサーを務めるという極めて珍しいケースは、やなせさんの作品に対する熱意を象徴するエピソードとなりました。

 

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あんぱん武山恵三を演じるのは前原滉さん

さて、朝ドラ『あんぱん』に登場する武山恵三を演じるのは、映画やドラマで存在感を放ち続ける俳優・前原滉さん

前原滉

フレッシュさと演技力を兼ね備えた前原滉さんが、この情熱あふれる役をどう表現するのか、放送前から大きな注目を集めています。

 

前原滉さんのプロフィールと経歴

個性派ながら幅広い役柄を自在にこなす前原滉さん。

まずはプロフィールをチェックしてみましょう。

  • 生年月日:1992年11月20日
  • 出身地:宮城県仙台市
  • 身長:172cm
  • 特技:サッカー(中学時代に市の優秀選手賞を受賞)
  • 所属事務所:トライストーン・エンタテイメント

2013年の舞台デビューからキャリアをスタートし、翌年にはテレビドラマにも出演。以降、ドラマ・映画・舞台と幅広い分野で活躍し、じわじわと人気を高めてきました。

 

映画・ドラマでの代表的な出演作

前原滉さんといえば、NHK連続テレビ小説『まんぷく』の小松原完二役。おちゃめで温かみのあるキャラクターで、多くの視聴者に愛されました。

さらに『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や、社会現象となったドラマ『あなたの番です』などでも印象的な演技を披露。

そして2023年の朝ドラ『らんまん』にも出演し、主人公・万太郎の人生を彩る人物を熱演しました。

これで『まんぷく』『らんまん』『あんぱん』と、NHKドラマの常連俳優の仲間入りを果たしたといっても過言ではありません。

 

映画でも『あゝ、荒野』『さかなのこ』『あなたの番です 劇場版』『とんかつDJアゲ太郎』などに出演。最近では『沈黙の艦隊 北極海大海戦』や『風よ あらしよ 劇場版』といった注目作にも顔を出し、スクリーンでも確かな存在感を発揮しています。

 

『あんぱん』での役どころと注目ポイント

武山恵三は、アンパンマンのアニメ化を信じて走り続けた熱血プロデューサーをモデルにしたキャラクター。

何度も企画が却下されても諦めず、子どもたちの笑顔を信じて挑戦を続けた姿が描かれるでしょう。

前原滉さんが得意とする、ちょっとコミカルで人間味あふれる芝居は、武山恵三のキャラクターにぴったり。

情熱とユーモアをどうバランスよく表現するのかが見どころですね。

さらに、前原滉さんは『まんぷく』『らんまん』に続き、3度目の朝ドラ出演。朝ドラ俳優として積み重ねた経験が、『あんぱん』でどう花開くのか期待が高まります。

前原滉さん演じる武山恵三は、あんぱん最終週9月23日の放送に初登場!

きっと視聴者をグッと引き込む存在になるはずです。

 


以上、今回は武山恵三の実在モデル・武井英彦さんと、その役を演じる前原滉さんについてお伝えしました。

朝ドラ『あんぱん』では、アンパンマン誕生の裏側を支えた人々の情熱も描かれていきます。

武山恵三が物語にどんな彩りを添えるのか、放送を楽しみにしたいですね。

 

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