2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第7話。
今回は、尾張統一を果たした織田信長が次なる一手として挑む「墨俣の砦造り」が描かれます。藤吉郎と小一郎に託されたのは、敵地のただ中で砦を築くという無謀とも思える作戦でした。
この記事では、「豊臣兄弟!」第7話のあらすじをご紹介します。ネタバレを含む点にご注意ください。
豊臣兄弟!第7話のネタバレとあらすじ
尾張統一の先に待つ墨俣の難題
永禄八年(1565年)、織田信長は犬山城を落とし、尾張統一を成し遂げます。次に見据えたのは美濃攻略。
その足がかりとして、木曽川沿いの墨俣に砦を築こうとしますが、作戦は何度も失敗に終わっていました。平地にある墨俣では動きが敵から丸見えで、完成直前を狙って斎藤龍興の兵が襲ってくるのです。
その頃、侍大将となった藤吉郎は寧々と祝言を挙げます。一方、直は縁談を理由に故郷の中村へ戻る決意を固めます。小一郎が引き止めても、直の意思は変わりませんでした。やがて小一郎と藤吉郎は、墨俣攻略という大役を任されます。
三日で築くという発想
砦は完成間近を狙われる。ならば短期間で仕上げればよい――藤吉郎はそう考えます。
小一郎もまた、母・なかの台所仕事から着想を得ます。汁物と同じで、事前に下ごしらえをすれば、仕上げは一気にできるはずだと。
山中で材木を切り出し、運べる形まで組み立てておく。それを川で墨俣へ運び、現地で一気に完成させる。この策が実現すれば、三日で砦を築ける可能性がありました。しかし、そのためには川筋を支配する川並衆の協力が不可欠でした。
川並衆と断絶した過去
藤吉郎は、かつて川並衆だった前野長康を頼り、河原へ向かいます。
そこに現れた棟梁・蜂須賀正勝は、長康を見るなり刀を抜きます。正勝と長康はかつて強い絆で結ばれていましたが、敗戦が続いた末に道を違え、決裂していたのです。
兄弟は正勝を説得しようとしますが、藤吉郎の約束にも正勝は首を縦に振りません。その最中、小一郎は直のことが気がかりで心ここにあらず。藤吉郎は小一郎に家へ戻るよう命じます。
絆が再び結ばれるとき
家に戻った小一郎は、熱病で倒れた直の姿に愕然とします。祈ることしかできない苦しさの中で、小一郎は直がこれまで抱えてきた不安に思い至ります。直が目を覚まし、小一郎はもう離れないと誓いました。
一方、藤吉郎は砦の策を記した書状を渡し、正勝が引き受けるまで屋敷を動かないと決めます。やがて正勝は現れ、無謀だと言いながらも「われらならできる」と応じました。藤吉郎は正勝を、勝利を呼ぶ存在だと称えます。
その直後、斎藤兵が長康の屋敷を包囲しているとの知らせが届きます。正勝は川並衆を率いて救援に向かい、長康を救い出しました。そして正勝は、墨俣の砦造りを再び共にやろうと告げます。
こうして因縁を越えた協力が実現し、決死の築城作戦が動き出すのでした。
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2026年大河ドラマ|豊臣兄弟!のあらすじとネタバレ全話まとめ
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